トイレオシッコ表
弟が絵本を見ている。
本から、「ガォーッ」と吠える声が聞こえる。
何をしているのかな、予習をしていた僕は、弟の方を見た。
ウルトラマンの絵本を見ていたのだ。
大人しく一人で遊んでいる。
僕は、オシッコをしたくなった。
トイレに入って、便座を上げ、チョロチョロとオシッコを出していると、後ろのドアが開いた。
弟は、開いたドアから、入って来て僕の傍に立った。
僕のチンコをじっと見ている。
「だめだよ、あっちへ行け」
といっても、離れない。
終わるまで見ている。
弟は、まだパンパースで、オシッコはパンパースの中、ウンチもパンパースの中。
パンパースの中で、オシッコは軟らかく固まるので、動き回っても気にならないようだ。
でも、部屋の隅に座り込んだ後の弟は、なんだか様子が変だ。
大を出したんだろう。
数日前、弟が、「オシッコ」とママに言って、トイレに引っ張って行ったらしい。
パンパースを取って、便座に、スヌーピの小さな便座を置いてやると、その上に座り、オシッコを出したそうだ。
その翌日も、オシッコと言って、スヌーピの便座に座り、チョロチョロと出した。
いよいよ、弟もパンパースを卒業するようだ。
僕は、弟に協力してあげよう。
画用紙に縦横の線を引いて、トイレオシッコ表を作ってやった。
曜日と日を書きこんだ表を作り、トイレの壁に貼った。
トイレでオシッコの日にはシールを貼ることにした。
ママも賛成して呉れた。
もう、1週間が過ぎた。
シールが6枚貼ってある。
弟の幼児園からの連絡帳に、先生が
「◎◎君(弟)が、今日、2度もトイレに行くと言い、トイレでオシッコをしました」
と書いていた。
やったぞ!もうすぐ、パンパースを卒業出来るぞ!
でも、まだ大があるぞ、大を卒業するまで頑張ろう!