四駒漫画(269):テレビのある光景(29)
カツオ君、テレビを遅くまで見るのは悪い習慣だ!
文庫版31巻、昭和40年
『テレビの前にお父さんとカツオ君とワカメちゃんが座りこんでいます。テレビは、若い男女が抱擁しているシーンです。お父さんは眠くなったのか、腕を抱え込み、頭をコックリコックリ、うなだれてウトウトしています。カツオ君とワカメちゃんは、目を見開いて、テレビの抱擁シーンを視ています』
『後ろに座っているお父さんが、コックリコックリしているのに気付いた二人は、父さんを振りかえって、カツオ君が「明日、会社が有るんだから」、ワカメちゃんが、「もういいかげん寝たら?」と寝るよう勧めています。お父さんは目を擦りながら、大人しく「うん」と二人の言うことを聞いています。テレビは若者が娘さんを連れて行こうとしています』
『お父さんは、灰と言って、布団を敷いてある寝間に来ました。そこで、お父さんは、ハタと気づきました』
『テレビのある部屋にとって返すと「お前たちこそなんだ!悪い習慣が付いて!!」と大きな声で叱っています。お父さんに怒られたカツオ君とワカメちゃんは、一緒にスタコラと逃げて行きました。テレビは、若者が娘さんを足蹴りにしているようです。』
サザエさんの四駒漫画です。
お父さんとカツオ君とワカメちゃんは、夜遅くまでテレビを視るのが癖になったんでしょう。ドラマを仲良く見ていて、時間の経つのも忘れてしまいます。
しかし、会社勤めでお疲れのお父さんが真っ先に眠気に誘われたようです。
テレビは、カツオ君とワカメちゃんにとっては、興味しんしんのドラマのようで、目はますますさえてきます。
だから、後ろに座っているお父さんがウトウトしているのに、やっと気付きました。
子供のくせに、親がいうようなセリフを言ってしまった二人。
これを、自然と受け止め「はい」と言ったお父さん。
しかし、この状況は変だぞと気付いたお父さんは、ハタと気づいたようです。
俺より子供達の方が間違っている、
こんな時間までテレビを視ている。
眠気も飛んで行ってしまい、怒り出してしまいました。
カツオ君、ワカメちゃん、テレビの見過ぎはいけません。
お父さんは、見たくても、疲れ過ぎてウトウトしたのです。
何時までもテレビを視ている君たちが、お父さんに意見するのは筋違いです。
テレビを視るのは止めて、早く寝ましょう。