四駒漫画(260):テレビのある光景(20)

マスオさんは、家のテレビなのに、他所のオジサンに独占された。

 

文庫版26巻、昭和38年

『テレビは高校野球の実況を流しています。テレビの前に膝を抱えて座り込み、一人で視ていると、サザエさんが、マスオさんの肩を叩き、「川西さんがいらっしゃったわよ」と呼びに来ました』

 

『テレビに夢中のマスオさんは、立ち上がろうとしません。サザエさんは、「あなた!」と大きな声を出し、マスオさんの肩をポンと叩いています。マスオさんは「ハイハイ」と渋々立ち上がりました』

 

『マスオさんが、やっと立ち上がり、客間のほうに「どうもすみません」と頭をカキカキ、入って来ました。すると座卓の横に座っていた川西さんが立ちあがり、「どっちが勝ってます?」とテレビのある部屋に入って来ました』

 

『川西さんは、テレビの前に座り込み、傍らに灰皿を置いて、タバコを吸いながら、テレビの高校野球を、目を凝らして視ています。マスオさんが其処にやって来て、「ねえなにか話があっていらしたんでしょう」と背中をつついています。と川西さんは「うるさいな今いいところなんだ」と怒っています』

 

サザエさんの四駒漫画です。

家にテレビが有っても、のんびりゆっくりと視ることが出来ると限りません。

多分たまたま、要件が有って、訪れたらしい訪問客さんも、視たいテレビが流されていれば、要件も、そっちのけで、テレビの前に陣取ります。

マスオさんは、見ているテレビを、川西さんに横取りされたようです。

マスオさんは、川西さんに「うるさいな!」と怒られています。

川西さんは、失礼な人とは思いますが、マスオさんも夢中で見ていた野球中継ですよ。

サザエさんに気兼ねせず、一緒に視ればいいじゃないですか。