四駒漫画(239)お風呂の風景(49)
風邪ひくな、薬代が勿体ない!
文庫43巻、昭和47年
『サザエさん家の改装されたお風呂場です。タイル張りの浴槽からカツオ君が上がり、浴室から出て行こうとするところです。後に残ったマスオさんが、壁に立てかけてあった数枚の風呂のフタの板を取り、浴槽に蓋をしながら「出るときゃ、フタしていけよ!ガス代が勿体ないじゃないか」と叱っています』
『カツオ君は、風呂場に戻り、マスオさんがフタしようとした板を取りあげ、元の壁に立てかけました。カツオ君は、口を尖らしてマスオさんを睨みつけ、「木材は今や貴重品なんだよ!ふやけるじゃないか」と抗議しています。マスオさんはカツオ君の仕草を、目を丸くして見つめています』
『そこへ、下着を着ていたお父さんがやって来て「なにをミミッチィこと言いあっているんだ」と二人を叱りつけています。二人はありゃと言う表情です』
『下着を着終えたお父さんは、「風邪でもひてみろ!薬代がかかるひゃないか」と引き上げ。下着を持ったマスオさんとカツオ君はお父さんについて浴室をでました』
サザエさんの四駒漫画です。
47年頃の時代です。
サザエさんの家のお風呂場が改装されていたことが、確認できました。
随分ハイカラな浴槽と浴室に変わっていました。
タイル張りの浴槽は、浴槽の全面にフタをしなければなりません。
まだ、プラスチック製のフタではなく、何枚かの木製の板きれを1枚1枚乗せる蓋のようです。
フタをしないと、お湯が冷め、追いだきをしなければならない、ガス代が要る、マスオさんが言うように不経済で勿体ない。
カツオ君は、屁理屈ばかりを言う少年のようです。
木材が貴重品と主張しています。
木材不足、木材輸入、森林伐採、自然破壊等等が、この頃、問題になっていた?
お湯で板が、ふやけ、腐敗する。
そうなれば、木材不足で新しく買い変えられないとでも言いたいのでしょう。
しかし、カツオ君!お兄さんの言うように、確りとフタをすれば、ガス代が嵩むことなく、経済的で、木材は簡単に腐敗しないよ。
まあ、こんな事を、裸で言い合っていると、風邪をひいてしまう、止めよう。
風邪をひいたら、薬代が、ガス代より高いぞ。
親父さんに、「風邪をひいたら!薬代がかかる」と決まり文句をいわれなくてすむじゃないか。
カツオ君、屁理屈は止めにしよう。