四駒漫画(228)お風呂の風景(38)

お父さんは、慌て者の上に、目が疲れている。


文庫31巻、昭和40年

『和服を着たサザエさんのお父さんが、タオルを入れた洗面器を持って歩いています』


「湯」と言う字を抜き染めした暖簾が下がり、入口のガラス戸には男と書いた入口と女と書いた入口があります』


『お父さんは、入口に近づきました。すると、女と書いたガラス戸が開いていて、デッカイお尻が突き出ています。それを見たお父さんは、後ろに倒れんばかりに驚きました』


『ねじり鉢巻きをしたオジサンが「スミマセン正月用につかうブタが逃げ込んじゃって」と言いながら、豚を追いかけ前方に数匹の豚を積んでいるトラックの方に追っています』


サザエさんの四駒漫画です。

今日も、お父さんは銭湯に出かけています。

お父さんは、勘違いで、色っぽい風景に出くわしました。

まさかこんな勘違いをすることはないでしょうが、お父さんは、作者に勘違いをさせられています。

お父さんの目は相当の近眼で、眼鏡も度があっていないんでしょう。

度の合っていない目で見た風景は、太った女の人がガラス戸の入口でお尻を突き出していると見えたようです。

そう見えたお父さんは、ものすごく驚いたでしょう。ひっくり返りそうです。

お父さんでなくて、女湯の入り口から、女の人の裸のお尻が突き出てくれば、驚くでしょう。

こんな発想する作者のあり得ない発想に感服しました。

奇想天外な可笑しさでした。

しかし、豚のお尻と女の人のお尻を間違えるなんていうのは、サザエさんのお父さんの外にはないでしょう。