四駒漫画(174):列車の光景-(68)

電車の中で金歯を盗まれる!出来ないでしょう、そんなこと。


文庫36(昭和42年頃)

『電車の中、ソフト帽を被りコートを着て、カバンを膝に置いたオジサンが口を大きく開き、熟睡しています。このオジサンは、獅子っ鼻で、口が大きく、あけっぱなしです。隣りには黒メガネをかけたお兄さんが座り雑誌を読んでいます』


『眠りこけているオジサンは相変わらず口を大きく開け眠りこけています。隣のお兄さんの方にもたれかかってきました』


『目を覚ましたオジサンが、座席から立ち上がり。両手を前に上げ、慌てた様子で「スリだ!」と叫んで、列車の前方に走って行きます』


『列車の前の方に、車掌さんがいたらしく、その車掌さんに、口を大きくあんぐりと開け、自分の歯茎を指さし、「金冠2本やられた」と血相を変えて訴えています。居合わせたマスオさんも唖然として見ています』



サザエさんの四駒漫画です。

金は、今、値上がりしていますか?

当時、金は相当に価値があったようです。

大きく開けた口の中にキラキラ光る金冠を目にし、それをスリ取る?とは大したスリです。

それも電車の中で。

金冠と入歯とは違うのでは?

金の入歯なら、口を大きく開けて眠りこけているから、他人が取り外すことは出来るでしょうが、金冠では、歯医者でなければ取れないと思うのですが。

歯医者ではないので、判りませんが、金冠くらい、道具が有れば簡単に外せるのかもしれません。

とすれば、金の価格も高くなっていますから、このオジサンのように不用心な人ならば、やられるかもしれません。

金は、歯の金冠でも、貴金属として買い取って貰えるようです。

ともかく、金冠をスリ取るとは、発想が異常です。

そもそも、金冠を取るのを、スリと言うのでしょうか

マスオさんも居合わせた列車の中で、口の中の金冠がやられてしまいました。