四駒漫画(73)

脚気の続き

『柳の木の下で靴磨きのオジサンがいる。会社の昼休みの一時のようだ。マスオさんがタバコをくわえ、丸椅子に腰かけ、右足を箱の上に乗せ靴を磨かせている。二人は平和そのものの顔をしている。マスオさんが「柳もあおい芽をふいてきたね」と思わず言うと、靴磨きのオジサンが「そうですね」と相槌を打っている』


『次は左足。オジサンは、靴クリームを塗った後、布の両端を両手でもって塗ったクリームをごしごしと伸ばして、光るように磨いている。咥えたばこのマスオさんは、穏やかな気分が高揚してきたのか物思いにふけるかのように「花のたよりきょうあした」と口ずさんでいる』


『靴磨きも終わり、マスオさんは、右手にタバコを持ち、その腕を左腕で支え、左足の上に右足を乗せて、ぶらりと組んでいる。靴磨きが済んだ、ホッとした、リラックスなひと時なのだろう。靴磨きのオジサンに話しかけるでもなく「社のイアン旅行家族後楽と忙しくなるぞ」とつぶやいている。その呟きに応える様子のなく、オジサンは靴修理用の金槌を取り出して振り上げている』


『マスオさんは、咥えていたタバコを吹き出し、左足をぴょんと高く跳ねあげている。靴磨きのオジサンは、ニタッと笑い「カッケのぐあいも異常なし」と声をかけている』


 サザエさんの四駒漫画です。

この漫画に脚気が出てきました。

マスオさんは、靴を磨いてもらっているものだとばかり思っていました。

何かが起こりますが、突然、脚気の検査だとは、意外でした。

昨日、ひょうきんな医者が、お父さんの膝がしらを叩いて、脚気の検査をしたのを見たばかりでしたから、この靴磨きのオジサンには感心しました。

このオジサンは、カツオさんの左足が見事に高く跳ね上がるくらい、左足の壺を叩いて脚気の検査のサービスまでしたんですね。

それにしても、昨日の医者は、何を間違ったんでしょう。これまでひどい医者はいないでしょう。

お父さんは、膝を叩かれて災難でした。

この靴磨きのオジサンを紹介して貰って、正しく脚気の再検査をした方が良さそうです。