ノリスケさんのその後(2)
『病院の産室のベットの枕元の小さなテーブルの上には、誕生日を祝う花が飾られ、誕生祝いの品が置いてあります。ベットの上にはタイコさんが生まれての赤ん坊を膝の上に抱え座っています。ノリスケさんもベットの上に座りこんで楽しそうに話しこんでいます。ノリスケさんは「目は君だ」、タイコさんは「口元はあなたね」』
『ノリスケさんは「ひたいは九州のお婆さん似だよ」と言うと、これにこたえて、タイコさんが「アラほんと!」と、タイコさんは赤ちゃんを持ち上げ、ノリスケさんは、嬉しそうに赤ちゃんのひたいを軽く指で突いています』
『そこに見舞いに来ていたカツオ君に、ノリスケさんが、「どうだい?」と尋ねています。カツオ君は、唖然として「そうかなぁ」とけげんそうな顔です』
『尋ねるノリスケさんを振り返ったカツオ君は「だけどサルに一番似ているよ」と正直に答えています。これを聞いたノリスケさんはずっこけ、タイコさんは、あきれた表情です』
サザエさんの四駒漫画です。
赤ちゃんが、生まれると父親似か母親似か気になります。
しかし、パパママは、未だ生まれたてで、顔の部品もはっきりしないのに、それらを近親者の誰それまでも引っ張つて来て、似てる似てると言うことはありますね。
似てると言う以上は、赤ちゃんのその部品も作りが良いのでしょう。
部品の作りが悪いと、どうすればいいのでしょう。
作りが悪いと、似ていると引き合いに出されるパパママも、近親者も、気まずい思いをしないとも限りません。
もしも、眼の前で言われたら。
だから、誰に似ていると言わされる時は、カツオ君のように猿に似ていると言うのが最も適切な答えかもしれません。
確かに産まれたての赤ん坊を見て、猿そっくりですから、猿のようだと思ったことは何度かあります。
カツオ君のように口には出しませんが、生まれたての赤ちゃんは猿のようです。
ノリスケさん、タイコさん、カツオ君に言われても、もう少し日が過ぎると、他人が見ても、可愛く見えてきますよ。