『カツオ君が、ガラス扉を押して床屋に入ろうとしています。その床屋の中では、面長で角刈りの床屋のオジサンが、椅子に座った牛乳瓶の底のような丸くて度の強いメガネを架けたままの、鼻のでかい大きい顔のお客の髪をハサミで切っています。』
『床屋に中に入ったとたん、カツオ君は、ハッと立ち止まり、節約と言う一文字が頭の中にクローズアップしてきました。床屋のオジサンは、キョトンとした顔をしています』
『カツオ君は、店を出て、お姉さんのサザエさんに、家のバリカンで散髪して貰えば良いんだと、思いながら帰っていきます。<お姉さんが綺麗に散髪してくれる>』
『その同じ床屋で、床屋のオジサンが「いらっしゃい」とほほ笑みながら大きな声を出しています。ガラス扉を押して、頭の上の方がトラ刈りになった、散々な姿のカツオ君が泣きべそをかきながら入って来ました』
サザエさんの四駒漫画です。他愛ない話ですが、カツオ君の折角の良い発想も、サザエさんに滅茶苦茶にされ、可哀そうです。
家で長髪の散髪に失敗した時、どんな姿で床屋に駆け込むのか、その姿を夢に見たこともあります。
格好悪いでしょうね。
長髪にしない子供達の散髪は、バリカンを使えば、簡単に散髪できるので、そんな心配はないでしょう、それで良いんです。
昔、母親が、手動式バリカンで散髪してくれていました。
バリカンには、刈り取る髪の長さを調節するアタッチメントがあり、これを付けないと、一休さんのような坊主頭になり、嫌ったものです。
アタッチメントを付けて散髪して貰って、満足していました。
当時は、家で散髪する友達の中には、トラ刈りの子もいたようです。
幸い母親は、散髪上手なのか、丁寧なのか、トラ刈りにされたて嫌な思いをした記憶はありません。
我が家も家でも、子供が小学生頃に野球を始めると、散髪はバリカンを購入して家ですることになりました。
この頃になると、電動式バリカンが手に入り、トラ刈りもなく、上手く散髪出来ました。
子供達は、中学、高校と野球をしていましたので、バリカンが活躍していました。我が家が、野球部の友達が集まり、まるで散髪屋さんのように、妻が散髪していました。
妻が言うには、頭の地の色は、個人差があり、まるで、梨の幸水と20世紀のような違いがあり、髪の毛もその太さが違っていました。
硬いねーとか柔らかい髪ねーとか言いながら。
頭をポコリポコリと叩きながら、結構、楽しいもののようでした。
時代は変わり、孫たちも、小さい頃から野球を始めました。
また、バリカンも改良されて、楽に散髪でき、野球をしなくなるまで、家で散髪し続けていました。
この漫画で、カツオ君が、ハタと気がついた様に、家での散髪は、節約になります。
バリカンも電動式で性能も格段に向上しているので、家庭で上手に散髪できるでしょう。
しかし、磯野家のバリカンは、手動式だったんでしょう。
サザエさんが、散髪し、途中でカツオ君が、逃げ出し、床屋に戻って来た時の頭は、散々なトラ刈りでした。
お姉さんのサザエさんが、散髪下手なのか、大雑把なのか、カツオ君が泣きべそをかくほど酷いものです。
確かに、手動式バリカンの頃には、バリカンの手入れを、頻繁にしていないと、髪の切れ味が悪くなり、痛くて、トラ刈りもあったようです。
今は、そういうことはないでしょう。
坊主頭の散髪は、節約のためにも、家でやりましょう。
懐かしい思い出と重なりました。