『白い大型のイヌが、お肉屋さんの前にお座りしています。お肉屋さんのチョビヒゲのコック帽を被ったおじさんが、風呂敷包みをイヌに渡しながら「ホラこちら福引券だよ」と差し出しています』
『大売り出しの期間らしく、抽選場があり、ガラガラと回す抽選器が置いてあります。そこに人が並び順番を待っています。サザエさんも並んでいます。そこにイヌも並んでいました。イヌの順番になりました。イヌは抽選場の係りのお姉さんに福引券を口に咥えて渡しています。サザエさんは「まぁ、良く判りますわねー」、次に待っている奥さんも「利口な犬ですのね」とイヌを褒めています』
『突然、係りのお姉さんが「タンス大当たり」と叫んでいます。イヌは驚いた様子です』
『イヌは、大あたりに驚いて卒倒したらしく。担架に乗せられ運ばれています。イヌは担架の上で目を丸くして、長々と伸びています』
サザエさんの四駒漫画です。
イヌが主役の漫画で、笑ってしまいます。
買い物のお使いをするだけでも悧巧なのに、抽選券を持って、抽選をしています。
タンスの大当たりに卒倒してしまう悧巧ぶりに、更に、笑ってしまいます。
大売り出し抽選券で抽選したことは多々ありますが、殆ど当たりません。
でも、ずっと昔、関西のスーパーの大売り出しで、大当たりしたことを思い出しました。
そのスーパーの一角に舞台が設けられ、そこで芸人が漫才をやっていました。
当時、名の知られた漫才の「京唄子、鳳啓介さん」のコンビでした。
京唄子さんは口が大きいことが、鳳啓介さんは持ちネタの「ポテチン」で人気がありました。
その漫才を楽しく見せて貰い、貰った抽選券で抽選したところ、電気コタツの大当たりでした。
テーブルの下部に電気暖房機が取り付けてある、当時最新のものでした。
未だ、マイカーも持っていない頃ですから、持って帰れず、届けていただきました。
電気コタツが当たりで大喜びしましたが、もし、タンスであったならば、この犬のように卒倒しかねなかったでしょう。
この四駒漫画で、その時のことを思い出してしまいました。
それにしても、イヌが抽選で大当たりして卒倒するとは、奇想天外な発想です。