第1話

『舌舐めずりして、手に綿菓子を持ったカツオ君がいます。それを見たワカメちゃんが「はんぶん!!」。自分を指さして、私にちょうだいと言っているようです』


『カツオ君は、綿菓子?を持って、ワカメちゃんに指図しています。ワカメちゃんは、汗を流しながら、お風呂の床をタワシで擦って、一生懸命お風呂の掃除をしています』


『続いて、カツオ君は、綿菓子??を持って、ワカメちゃんに指図しています。ワカメちゃんは、庭のお掃除を命じられ、長いホースから、花壇の花に水をかけています』


『おかあさんが、部屋にいて、木綿の棉を入れた布団を拵えています。布団生地を一杯に拡げた、その上に木綿の棉を拡げ、その上を両手で押さえながら、「悪いお兄ちゃんね!」と呆れたと言わんばかりに、言いながら作業を続けています。その傍らで、ワカメちゃんは引っくり返り、手足をバタバタさせながら、相当に怒っています。その傍には、カツオ君が持っていたい綿菓子??、いや、綿菓子ようなものが有り、さらにその傍に、お母さんが、木綿の棉の上にひろげる真綿の塊が置いてあります』

サザエさんの四駒漫画です。
綿菓子と真綿を題材にしたものです。
カツオ君が持っていたものは、綿菓子ではなく、綿菓子に見えたものです。
真綿を薄く拡げ、棒に絡ませて、綿菓子のように見せたものでした。
カツオ君の悪戯に驚いてしまいますが、小さいころを思い出してしまいました。昔は、合成繊維の棉の布団などはなく、木綿の棉の布団で、湿気を帯びると、ふとんの膨らみがなくなり、日干しして湿気を飛ばして、膨らませます。
しかし、木綿が古くなると、綿の回復力が低下し、膨らみが戻らなくなります。
そうなると、木綿の打ち直しをしていました。
業者が、打ち直しして、納品されると、母は、直ぐに布団を拵えていました。
その時、布団生地の中に拡げた木綿の棉が、偏りが出来ない様に、真綿を伸ばして、木綿の棉の上に拡げたて被せます。
真綿は、ご存じでしょう。
真綿(まわた)とは、蚕の繭を煮た物を引き伸ばして、絹の綿にしたものです。本当に細い絹糸が絡まって、透明感が有り両手で掴んで拡げると、薄い網のようになり、木綿の上に薄くか広くぶせることが出来ます。
薄く引き延ばして、木綿の棉の上に拡げて置くと、粘着感のある真綿で木綿の棉は、偏らない様に確りと固定されます。
母が布団を拵えている傍で、真綿を一つまみ取って、薄く、薄く、引き延ばして遊びました。
子供心に、薄く広々と広がる真綿に興味を持って、叱られながらも遊んでいたものです。
勿体ないから止めなさいと叱られていました。
カツオ君は、この透明感のある薄い薄い真綿を、棒に絡ませて、綿菓子のように見せていたのですね。
真綿の様子から、綿菓子に見えるかもしれません。
しかし、目の良いワカメちゃんが騙されるとは。
カツオの悪戯に、ワカメちゃんの怒りが良く判ります。
子供にとって、古くから、食べたいお菓子の一つに違いありません。


第2話
綿菓子を題材にしたこんな漫画もありました。
『桜の花が咲き誇っています。桜の並木が、ボンボリで飾られた花見の時期です。お店も出ています。綿菓子を売っているお店で、派手な赤と黄色の模様のネクタイをし、青そら色のスーツを着たお兄さんが綿菓子を買っています。少しわるそうに見えます』


『お兄さんは、その綿菓子を手に持って、ピンクの桜の花が満開の、桜の木一杯の公園の中を歩いています』

『サザエさんのお父さんが、お兄さんの行く手に立ちふさがり、大きな声で叱りつけているようです』

『カツオ君とワカメちゃんがお父さんの傍にいます。お父さんは、お兄さんに頭頭を深々と下げ、冷や汗をかきながら、謝っています。「桜の枝かと・・・」何やら言っています。カツオ君は「メガネを買い変えなくちゃ」と言ってあきれた様子です』


同じくサザエさんの四駒漫画でした。
このサザエさんの漫画本は、カラー版でした。
綿菓子を、題材にしています。
ピンクに咲き誇った桜の花とピンク色の綿菓子が綺麗です。
綿菓子も、ピンクに着色されて売られていたようです。
しかしながら、色が近いといっても、綿菓子を、桜の花が満開に咲いている枝を折って持っていると勘違いするとは、お父さんは、相当、目が老化してしまったらしいですね。

確かに、カツオ君が言うように、メガネを変えねばならないかも知れません。

でも、疲れを取り、頭をすっきりさせる必要もあるのでは。