いろいろ
不安なことがあっても

なるようにしか
ならない。


その「悪いこと」と思っていることは

将来も
「悪いこと」とは限らない。

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今回は
池波正太郎の真田太平洋6を
読んだ。


豊臣秀吉が亡くなり
朝鮮の役が終わった頃から

関ヶ原の戦い前夜までの
お話。


秀吉によって
天下が統一され
平和が訪れたのも
つかの間。

石田光成の派閥と
徳川家康の派閥に分かれての
戦争が
今にも起こりそうな気配。

諸大名は
息を詰めるように
この二派閥の動きに
戦々恐々としている。


考えてみれば
この時期
弱小大名などは
随分と不安な時を
過ごしたんじゃないだろうか。

もう平和は
すぐそばまで来てるので

ぜひとも生き残って
人生を謳歌したい気持ちも
あっただろう。

なんとか
勝ち馬に乗ろうと
必死だったように思う。

まかり間違って
負け戦になると
領地没収どころか
命まで取られる。



それでも
歴史を観ていると

なるようにしか
ならないんだなと思う。

どんなに
絶対絶命なときでも
生き残る人は
生き残る。

悪いことが起きて
一旦は悲嘆に暮れても

将来
そのことが良い方に
転ぶこともある。

なにが良くて
なにが悪いかなんて

今この瞬間には
決めなくて
良いのだ。