何か気に障ることがあると
そのことが気になって
しょうがない人がいる。
 
反対に
気に障ることがあっても
頭からそれを切り離して
居られる人がいる。


嫌なことがあると
何もする気がなくなる人がいる。

反対に
嫌なことがあっても
ムリにでも頭から切り離し
体を動かしたりして
上手に発散できる人がいる。

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今回は
池波正太郎の真田太平記5を読んだ。

これ
12巻まであるみたい。


豊臣秀吉の晩年

朝鮮出兵のドタバタした時代が
描かれている。


今回の巻は
主に
表の世界のことではなく

裏、影の世界のことについての
物語だった。

つまり
当時
草の者と呼ばれた忍者たちの
暗躍をフィクションか
ノンフィクションかは
わからないけど
面白く書かれている。


草の者の修行は
体術ばかりではなく
心も鍛えなければいけない。


心が騒ぐたびに
眠れなくなり
食べ物も喉を
通らないようであれば
草の者として充分な働きは
できない。


『危難に遭うたときは
    まず笑うてみよ。』

真田氏の草の者
猿飛佐助が
師匠より教えられた言葉。


もうここまでかと
思ったときには

無理にでも笑ってみる。

まず小さな動作を
肉体に起こしてみて

そのことによって
我が精神(こころ)を
操作する。


絶望や悲嘆に
落ち込む前に

まず笑ってみる。


笑ったという
その行動が

心に反応し

思わぬ力を
呼び起こしてくれる、

とのこと。