AI判定について。

VARとかAI判定は、公正なジャッジの為に、これからも進めていくべきだと思うのだけど、
AI判定の結果と肉眼で感じる感覚とは、できるだけ一致している方がいいと思う。

あの「三笘の1mm」は、TVを見ていた世界中の人達が「これゴールライン割ったでしょ」って思ったはず。
でもAIにより1.5mmだか1.8mmだか、残っていたというのが真実だった。
日本人にとっては命拾いだったわけだけど…。

今回の事は「ボールの端がギリギリかかっていればセーフ」というルールが、
「人間が肉眼で見て感じる感覚と乖離している」事を露呈してしまったわけだ。

 

バレーボールもそうなのよ。
今の絶対アウトでしょ、というのが、チャレンジでAI判定すると、
ボールの端がギリギリラインにかかってるからイン!っていうのが頻繁にあるの。

やっぱりね、肉眼とAI判定の間に大きな乖離、違和感って、無い方がいいと思う。
主審が肉眼で判断した事に対して、今の違うんじゃないの?っていう時間はできるだけ少ない方がいい。
モヤモヤはできるだけ少ない方がいい。

「ボールのセンターとラインの外端」という基準であれば、恐らく肉眼で見て違和感を感じづらいというか、
肉眼の感覚とAI判定の結果との間に乖離は少なくなると思われる。



もう一つルールに関する不満。
PK戦を見るたびに思う。「蹴る側に有利すぎる」と。

PKの成功率は70%とか80%とか言われてるけど、どんな勝負でも、五分五分っていうのが一番面白いわけでしょ。

キーバーが止めたとしても、一か八かで飛んだ方にボールが来た、という要素が強い。
これはもうほぼ「あっち向いてホイ」だよ。
(あっち向いてホイの成功率は単純に25%。逆の立場から見ると75%。ほら、奇しくもパーセンテージもほぼ一緒)

例えば蹴る位置がペナルティラインあたりだったら、PKはもっとスリリングで面白いものになるし、
運の要素が少ない、技術と技術のぶつかり合いが観られる。

 

フェイントかけて、キーパーの動きを見て、逆側にゆるっと蹴ったら入りました、なんて事もなくなり、

もっとコースを狙う必要があるし、より強く蹴る必要もあるから、迫力も増す。
キーバーのスーパーセーブが、ギャンブル的要素ではなく、本当のスーパーセーブになる。

更に言えば、蹴る方に有利すぎる(入る方が普通って思われてる)から、

外したキッカーに対するバッシングも起こるわけじゃん。
最近でこそ減ったと思うけど、過去にPK外して母国中からバッシングを受けたスーパースターもいたでしょ。
五分五分ならそんな事にはならなかったんじゃない?

現在のペナルティマークは、よっぽど悪質なファールがあった時のキック位置とするのがいいと思う。
ハンドだけど明らかに故意ではなく当たってしまったような、悪質性が見られないファールの時とか、
そして何よりPK戦の時は、ペナルティラインからでいいと思う。



サッカーは世界的に人気が高いから、現状変更は実際には困難だと思う。
でもそれはある意味、人気にあぐらをかいてるとも言える。FIFAの怠慢とも言える。

「もっと人気を高めていかなきゃ」「裾野を広げていかなきゃ」って努力してる競技は、
観客にもっと楽しんでもらえるように、ひいては競技人口が増えるように、
グレーな部分や不公平を改善したり、ルールを明瞭にしたり、改革・工夫・努力をしていると思われる。

わざと転ぶとか、大げさに痛がるとか、他のスポーツではあり得ないシーンも、なかなか無くならない。
モヤモヤが減るように、またゲームがフェアであるために、見直すべき点は多いように思う。
でも改革するにはサッカーは世界的に人気が高すぎる、競技人口が多すぎるのかもしれない。

 

 

サッカーは面白い。だからこそフェアプレーが観たいし、モヤモヤが少なくなって欲しい。