お盆休み。
帰省している保育士娘と、せっかくだからどこかに出かけたい。
それにしても暑い暑い。まさに危険な暑さだ。
あれこれネットで調べる娘。
「マイクロブタカフェどう?」
予約できるらしい。室内いいね。高3娘も動物好きだし、そうしよう。
保育士娘と高3娘と3人で出かける。
駅近。よかった。
大人のブタさんでも小さい。赤ちゃんブタはもっと小さい。
機嫌よさそうにしっぽを細かく振っている。
スタッフさんが膝に乗せてくれる。ブブブという。
抱きかかえると、脇に顔を突っ込んでくる。濡れた鼻で腕をブイブイ押し上げてくる。すごい力である。想像よりもっと固いブタの鼻。
そうだよね。鼻で土を掘ってトリュフとか見つけるんだもんね。
毛布をかけると大人しくなりますよ。と、言われたけれど、ブイブイ押し上げてくる方が面白い。
ブタさんのおやつは、小さく切ったキュウリだった。
手のひらに乗せてあげるとたまに歯が当たる。犬の歯とは感触が違う。我先にモリモリ食べる。
3人の感想は、総じて「ブタかわいかったね。」だったけれど、保育士娘曰く、「もっと改善できる点はあるね。」とのこと。
流石社会人。経営するに当たっての色々な面が気になる様子。偉いものです。
昼食をとってから、観光でもしたかったけれど、あまりの危険な暑さに早々に退散。
早く過ごしやすい季節になって、ゆっくりと楽しめますように、と願う。
ブタの鼻の感触が忘れられず、しばらくぼんやりする。