社会人1年目保育士娘。
非常に肩が凝るらしい。
1人暮らししているので、普段は誰にも揉んでもらうことができない。
たまに帰省すると、揉んでもらいたいらしい。
「誰か背中踏んで。」
と、寝転がっている。
そんなに大きな背中ではないので、みんな躊躇する。
そして、誰が背中を踏むかについて、体重軽い人にしよう対決が始まる。
私は重いから無理、僕は重いから無理という争いである。
私、高2娘、中1息子。
しかしながら、現状みんなほぼほぼ同じくらいの体重なのである。
「誰でもいいから早く踏め。」
と言う保育士娘。
中1息子が体重計を持ち出し、とうとう真実の体重対決が行われた。
正確に量って、体重が最も軽い中1息子の勝利となった。
姉に気を遣い、そっと、背中に乗る中1息子。
それでも、ドンとやるなと文句言う保育士娘。
中1息子の背中に乗る様を見て、乗っても大丈夫なんだと判断した高2娘。『じゃああたしがやる』と手加減なし。
それでもなかなか気持ちいい域にはならないらしい。
普段1人で寂しい思いをしているようなので、マッサージテクニックはいまいちでも、弟妹と触れ合ったことによって、多少は気持ちが落ち着いたかしら。
自分も、たまには揉んでもらおうかと『コロナの予防接種してから何か肩が凝るんだよねえ』、と言うと、それは気のせい。と、子供らから真っ向反対を受ける。
いつもはそれほど肩凝らないのに、珍しくゴリゴリするんだけどなぁ…。
極楽極楽。