■改元準備を急ぎ、皇族数減少への対策を

天皇陛下の退位を認める法案が、参委員本会議で可決、成立した。

静かな環境を保ち審議を進めたことと、国民の多くが陛下の足跡に共感したことが速やかな法案成立を後押ししたのだろう。当初は、法案を巡り、皇室典範を改定して、退位を恒常化する案と、今回に限った特例法の2つの意見があった。取りまとめの結果、特例法にしつつ、「将来の退位の先例になりうる」と国会で官房長官も発言している。今回の議論を尽くした法案の制定は、今後の国会運営の参考にしたい。

 

皇族数減少への対策も待った無しで進める必要がある、現在の皇室典範では、女性が一般人と結婚した場合は、皇族でなくなる