深い話しですね。やなせたかしは、のぶがいなかったら、どうなってたんでしょう?

 ドラマの設定通りやないたかしとのぶでいきますか。

のぶは、昔から、足が速く男顔負けの少女だった。たかしの弟のちひろものぶの事が好きだった。それは、女の子は、禁止と言われた走る行為を観て倒れそうなところを助けたところから、好きなんだろうなとその時点でそう、思っていました。けど、兄のたかしが好きなのを知ってるから、遠慮してた。

のぶは、なにがあろうとあきらめないところが、

まさにのぶの真骨頂、恋愛については、たかしの気持ちに気づいてあげてと言いたくなる日が、多かったと思います。そして、先生になるために師範学校に通い、その中で教えられたのは、戦争に行くために子供達を導くよう教育されていました。のぶは、最初は、その教えに納得していませんでしたが、先生になるためには、そういう教師にならざるおえませんでした。そして、師範学校を卒業し、子供達に戦争に将来行くための教育をしてしまいました。のぶは、新聞で評価されるほどに。そして、絵に夢中になってるたかしにも、今がどういう時かわかってるのかと説教をされてしまう始末。ちひろは、戦争から帰ってきたら、のぶに告白すると言われてしまうほどでした。のぶがじろうと結婚していようが関係ないといい放つほどにのぶへの気持ちを押し殺していた。兄のために。けど、他の男にミスミス結婚されてしまったたかしのことを、情けないと思っていたんだと思います。結局、戦死してしまいましたが、たかしには、ずっとこの言葉が刺さっていたと思います。たかしも戦争に実際に行って、栄養失調になるほど、食べるのに苦労した。その経験がアンパンマンに生きるんでしょうね。誰もが知ってるアンパンマン。でも、アンパンマンが認められる道のりは長かった。最初は新聞記者になるも、全然駄目だった。そのたかしがよく漫画家になれたなぁと思います。まあ、絵が上手かったからその道を選ぶのもわかる気もしますが、しかし、漫画家は、絵とストーリーを書けてかつ、編集者に認められて、人に認められなければならない。人に認められない作品は、ボツになったも同然、新聞を書くことですら、劣等生だったたかしが、よくそうなったなぁと本当に思います。でも、それは、のぶが側にいてくれたからこそできたことだというのが、この作品を観て良くわかりました。のぶは、師範学校出のエリート、教師である以上、文章力があるのは当たり前、しかも、文章の基礎を教えるのが小学校、となれば、普通の人よりも文章力があるのは当然な話し、まぁ、この時代の事を考えたらどうだろうとは思いました。そして、のぶは新聞記者になり、文章力を見せつけて、一目おかれるほどになります。東京で貧しい子供達の事を取り上げ、政治家にインタビューしたあとでも、別の事を書いてしまうところ、普通は政治家を差し置いて、他の事を書く何て事は許されないのは誰が見てもわかると思うんですが、やっぱり、子供達のこととなると話しは、違ってくるんですね。教師に戻るべきだと私は思ったのですが、なったのは、政治家の秘書、のぶには、最もあってない仕事です。政治家の秘書になれば、ただ、正しい事を言えばいいわけじゃない。権力をもつ者に認められて、それで、初めて意見が言える。

 勿論、裏金で認められようとする奴もいるでしょうが、ていうか、ほとんどがそうだと思いますが、それが、現実。だからこそ、のぶを政治家の秘書からやめさせた。これからは、権力側についていくことになるからでしょうね。ここでも、妻夫木が、グサッとくるセリフを言いましたね。どこまでも清い心ののぶをみてるのが怖かったんでしょうね。

 そして、のぶは、企業に就職するも、子どもがうまれたら、女は辞めるという古い考えをもった職場で、辞めさせられて、そして、たかしとのぶのスタートライン、色んな仕事でたかしは売れていき、のぶは、たかしをサポートする。そして、アンパンマンに出会う、ただ、アンパンマンは編集者も世間からも、批判をあびせられる。けど、たかしにとってものぶにとってもない、絶対に変えられない逆転の正義を見つけだしました。二人にとっては傑作でした。子供達に戦争教育してしまったのぶと戦争に行って現実を見せつけられたたかし、この二人にとっての逆転の正義とは自分が、ボロボロになっても、お腹を空かせてる子供達を救うこと、それが、二人の答えだったから。

でも、自分の顔を食べさせるなんていうアイデアは、普通の人から見たら気持ち悪い、顔なんて食べたくないとそうなるのが普通です。これが、世間と、たかしとのぶの違いでした。でも、元上司の津田さんはわかる役になってくれました。

 そして、のぶは、子供達に本を読み聞かせることでたかしの作品を援護していきます。

それを続けて、ミュージカルをやったり、新しいキャラクターを描いたりしてる間に少しずつ変わっていき、アニメ化に向かっていきます。たかしは、最初は乗り気じゃありませんでしたが、編集者の熱心さを観て、アニメ化に向けて直しを続けて、国民誰もが知るアンパンマンが完成します。戸田恵子の声で。だから、出てくれたんだろうとは思いますけど。アンパンマンには深い気持ちがあるでしょうから。いつまでも、子供達が清い心でいられるように、アンパンマンは続いていってほしい、そう思います。今の下らない政治の裏側しか見えなくなっちゃ、未来が無さすぎる。子供達にはいつも、清い心で大人になってもそうなっていてほしいです。そういう世の中になっていてほしいですね。戦争はない。下らない権力争いのせいで、大事な政策が頓挫したり、無意味な権力争いを見せつけられる国民の立場に立てよ。石破おろしをやらずに、責任うんぬんより、政策を終わらせてやれることはやったと言いきれるまでやって初めて、責任を取って辞めるとそうならないといけないのに麻生のような屑がいるから、余計な権力争い、しかも、自民党以外にとってはどうでもいい事に巻き込まれる野党、少数与党だから、野党と組まなきゃやっていけない。だったら、石破は、解散総選挙をやるべきだった。それで、国民の意志がはっきりする。国民は権力争いなんてどうでもいいものをみていたくない。つまり、落とされる人間がはっきりするということです。

 立憲民主党も、票を減らす可能性もあるし、石破政権が続く可能性だってあった。そう、野党の素人政治には、嫌気がさしてますからね。国民は。かといって裏金の自民党、やることが山のようにある中で下らない権力争いを始める政党、どっちも、しかくがない。つまり、解散総選挙して、石破政権が続くかを見定めてからにすれば誰もが納得だったろうに、麻生に言いたい。アンパンマンの爪の垢をせんじて飲め!と。で、物語に戻りますが、伊藤の朝ドラに匹敵するくらいいいドラマだと思いました。