この物語を簡単に言えば戦争は反対、今でも続く問題、日本はアメリカの言いなり、沖縄は日本から見捨てられた島。大友監督が描きたかったのは、そういうことです。

 沖縄の方々は、アメリカ軍兵士の婦女暴行、そんな時間に出歩いてたその女性が悪いなどとふざけた政治家もいましたが、まあ、屑の話しはおいといて、アメリカ軍基地問題は、どうあっても取り組まなければならないことなんですが、しかし、アジアの戦略における重要な基地であり、日本を他国から、守る基地でもある。これは、難しい問題です。憲法九条で日本が、平和でいられるのはアメリカがいるから。これも事実何ですよね。勿論、日本の自衛隊にも、世界一の攻撃力はもってるんですけどね。

日本はアメリカの言いなり、これも確かですが、日本には、一筋縄ではいかない官僚がいます。馬鹿な政治家の代わりに日本を守っている部分もあります。勿論、利権が絡んでいますが・・・・・・。

しかし、役者は凄かったですね。全員がボクシング経験者、だから、かなりリアルな格闘シーンでした。そして、広瀬すずは皆の太陽。まさにその通り、リーダーであるオン以外にも、グスクもレイも本当は好きだった。でも、ヤマコが好きなのは、オンただ一人。ヤマコは、沖縄を日本に復帰させるために、運動を起こします。

物語は十代から始まって二十年に及ぶ物語となりますが、広瀬すずには違和感がなかった。それだけ好演してるということです。ただし、レイの話しをもう少ししてくれてもよかったのにとは思います。

 どうしたって、物語の中心にいるのは、グスクとヤマコの二人ですから、話しは、この二人を中心にいくのは仕方ないとは思いますが・・・・・・。

 交通事故が起こっても、戦闘機墜落も、揉み消されて、沖縄の方々が、暴動を起こすのも無理ないですね。日本中にニュースとして、それが、流れた。戦争で四人に一人が死んだという沖縄、大友監督もちゅらさんでそれを描きたいと思っていた。沖縄の方々の仲間の繋がりが強いのもそのせいでしょうね。他を中々受け入りにくいのも。しかし、時代は、ちゅらさんの影響もあり、大きく変わった。

 沖縄の方々も本土の人達に対しての考え方も変わってきた。一度仲良くなるとどこまでも仲良くなる沖縄の方々、沖縄には行ってみたいですね。美しい海、温かい方々。沖縄に行ってもっと、色々知りたいですね。ちゅらさんとこの宝島を観てそう感じました。ちなみに物語では、やっぱり最後はオンの声でナレーションをやってほしかったです。米軍基地に臨月の女性がやってきて、子供をそのまま産み、オンは、その赤ん坊を連れ去った。それが、オンが姿を消した理由だった。ウタこそが、アメリカへの反感な理由の象徴だと思います。ウタに何度も愛されてたことを伝えました。愚かな戦争、今は、ロシアが、続けています。イスラエルもイランも。戦争は、何一つやっていい事はない。戦争をやるということは、勝っても負けても、人が死ぬということです。それなのに人間は同じ事を繰り返す本当に愚かな人間です。原発もそう、日本の原発事故で世界中が、危険なものと認識したのにも関わらず、未だにドイツ以外の国は、原発をつくり続けています。正直、ここまで馬鹿だと、本当に日本は、核をつくってるのではないかと疑いたくなりますね。

非核三原則に基づいて、信じたくないですけど、原発は核をつくってる隠しなのではないかと思ってしまうからです。いつでも、日本は核をつくることができるプルトニウムをたくさんもってる。

話しはずれましたが、いつまでアメリカの言いなりなのでしょうね。日本の国益はそれで守れるのか?

マイナスにしかならないどころか、日本が破綻しかねないですね。このままアメリカの言いなりになったら。難しい問題です。