1 人の後をついていたら安全というのは、

この世界じゃ通りません。

自分から前面に立たなければ、自分自身と向き合うことすらできません。

2 ぼくたちは、

かけがえのない地球に

「同乗」している、

仲間です。

そうですね。だからこそ、争いの無い世界・環境問題・そして、人と人の絆が、重要なんです。

3 終始一貫して

僕が自分の漫画の中で描こうとしてきたのは、

次の大きな主張です。

「命を大事にしよう!」

物語には、作者の魂がこもります。

命を大切にする。

これは何よりも大切なことですが、しかし、現実では尊いたくさんの命が不条理な形で失われています。

世の中は、矛盾であふれています。

だからこそ、物書きは人を動かすために、書き続けなければなりません。

魂込めて。人がそれを見て何を思ったとしても。

未来のために・・・・・・。

4 睡眠は三日間で三時間。

こんなつらい仕事を四十年続けるなんて、

馬鹿じゃないとできないですよ。

確かに言えてます。

馬鹿だからこそ、馬鹿正直になれる。

一つのことに一生懸命になれる。

前に進むために魂をひたすら燃やしています。

5 後世に残る作品をなどと気張らず、

百歳まで描きたい。

好きだから漫画を書ける。

一途に、書き続ける。

それが、結果的に人に認められたのなら嬉しい、手塚治虫さんは、本物の物書きです。

物書きをする人間に限らず、その純粋な気持ちを大切にしなければいけません。

6 今ここで自分が描かなければ

誰が描くんだろう。

そして、使命感が人を動かすのです。

物書きは、誰かがやらなければならないなら自分がやる。

その気持ちがなければ、書けません。

でも、理想を燃やせば燃やすほど、自分の本当に書きたい作品から遠ざかってると感じる自分もいる。

それはそうですよね。

理想を追い求めるあまり、感情的になりすぎてる自分に気がつきます。

私はまだまだ、未熟者ですので、物語を書く中であえて、物語の整合性よりも、思ったことをそのまま深く書くことで練習しています。

読んでいただいてる方にとっては、突っ込みどころがあるところは申し訳ないのですが。

まだ、練習段階ですが、必ず整合性があり深い作品を書けるようになってみせます。

納得できる作品を書くことは、それだけ難しいんです。

その時は一時的に、納得しても、後から考えるとこうするべきだ。ああ、するべきだとどんどん頭の方が動き出す。

そう、多分、感情的になりすぎてるのと、やはり使命感の問題、そのバランスが難しいんですよね。

でも、この二つがなければ、物語は書けない。

そこに魂がなければ、中身は薄っぺらいものになるからです。

私はそこを、今、自分の体で練習しています。