イラマテクウトリは、私に任務を与えた。

「まず、お前の力を試させてもらう。

これから、三人の人間を殺してもらう。

お前は子供だから警戒されない」

最初のターゲットは、厚生労働省審議官の大田直樹。

大田は、審議官という立場をいいことに、官僚による官僚のための政策ばかりをやる悪党だ。

何故、奴を潰せないか、それは裏世界の力によるものだった。

つまり、奴を殺せば背後にいる奴が動き出すと踏んでのことだろう。

私は、ハッキングして奴のスケジュールを知り、殺す場所を決めた。

場所は議員会館だ。

奴のような腐った奴がこんなところで発言しようということ事態がどうかしてる。

私は奴が、舞台にあがった瞬間を使って心臓一発で射殺した。

テレビでも、報道されていたため、この効果は大きい。

イラマテクウトリに会い

「エリス、見事だ。

やはり、アダム様の目に狂いはなかった。

次の標的だ。

次は簡単にはいかんぞ。

ナイトメアの仕業に見せかけて警視庁に犯行予告を送り、見事にやり遂げてみろ」

次のターゲットは、国家公安委員長の暗殺。

あの男は、警察のトップでありながら、不正な裏金を集めさせている張本人なのだ。

警察に挑戦状を叩きつけてナイトメアの仕業にみせかけろか。

アダムは何を考えてる!

悪人を排除することに何の利益が奴にある。

私はアポロに頼んで国家公安委員長のスケジュール及びナイトメアの情報を送ってもらった。

アポロは苦笑いしながら

「ナイトメアに見せかけてか。

アダムの最終的なターゲットは、おそらくナイトメア本人だな。

俺が協力できるのはここまでだ。

イラマテクウトリにばれるからな。

健闘を祈る」

私はナイトメアのやり方を精査して、この組織の影武者五人を集めた。

そして、犯行予告を警視庁に送った。

そして、東京湾からでる船から、拳銃20丁を奪い取らせた。

そう、裏世界の人間を皆殺しにして、私は一方で爆弾を東京中に仕掛けた。

ダミー五つ・本物を一つ、本物の国家公安委員長を始末するためだ。

銃をばらまいたことで、警察の目は拳銃に向く。

だが、実際にばらまいたのは五丁のみ。

確実に事件を起こすところに、それにより私は警察の目を立て籠り事件・利権しか考えない上司を射殺して自殺した、悪意を引き立たせるのは、一般人が一生かかっても手に入らない拳銃を動機ある人間に渡すこと。

そして、国家公安委員長を暗殺にいよいよ向かった。

大物政治家の子供を人質にして、より、警察の目をそっちに向けた。

刑事が、爆弾を発見してる、その瞬間を狙って狙撃し暗殺した。

アダムは、この暗殺劇に

「見事だ。あいつにコードネームを与えた私の目に狂いはなかった」

と賞賛の声を出した。

イラマテクウトリは、三人目のターゲットを伝えた。

この人物は、想像外の人物だった。

だが、アダムの真の狙いが見えたきがした。

今度は命懸けの任務だ。

私はボスに報告した。

「お前にしては、悲観的になってるようだな。

誰を殺すよう言われた?」

「エレボスです。強姦殺人を繰り返し警察にその映像を送りつける・悪魔の中の悪魔です。

ナイフの腕は超一流です。

凄腕の一級捜査官を始め・裏世界の凄腕の殺し屋を、首を切り裂いて殺してきた男です」

「なるほどな。アダムらしい考えだ。

だが、エレボスはやりすぎた。

安心しろ。

お前が手を下す必要はない」

それから、一日と経たずにエレボスは殺された。

情報を操作して、ヨーロッパの裏世界のみにエレボスの死の情報は流れた。

エレボスは首を切り裂かれて死んでいた。

ヨーロッパではテラーの仕業と騒がれた。

日本では身元不明の遺体として情報は流れた。

私はイラマテクウトリに呼び出されて

「どうやら、金のために手段を選ばないもう一人のテラーに先を越されたようだな。

ま、俺自身、大事な人材であるお前に、何であのお方があんな命令を出したのか理解に苦しむが、お前の背後に何かあると疑っているかのかのどちらかだな」

そこにアダムが現れた。

「その両方だ。それと子供が相手なら、奴も油断すると思ったのも事実だ。

だが、あいつなら誰が殺そうと思ってもおかしくない。

二件目で、お前の実力はよくわかった。

これから、お前きはリリー・ロッシとしてミッターマイヤー家に近づくために、イギリスに行ってもらう。

そして、真のコードネームを名乗れ。

イギリスを支配するためにな」

それから、七年の月日が流れた。