今日は、龍馬とお龍そして武市とトミの物語でしたね。

井伊直弼は、安政の大獄で多くの人達を処罰しました。

全ては、攘夷は国を滅ぼす、だから最初から命を捨てる覚悟で井伊直弼はのぞみました。

攘夷派に関わってる人間にも容赦はしませんでした。

お龍の父親も安政の大獄の被害者でした。

確かに、やり方はともかく井伊は本気で国を守るために動いた、そうすることで強い幕府をもとに国を一つにし、諸外国と戦をしないために諸外国に匹敵する強い国を作る必要があると考えていました。

しかしそれが、結局井伊の死後幕府の破滅へと向かっていったわけですけど、処分された家族にとっては憎しみが残りますよね。

井伊に、名君斉彬のようなやり方ができていればもしかしたら本当に強い幕府ができたのかもしれません。

それはおいといて、お龍の話を聞いてたら辛いものがありますよね。

久光に、斉彬の意志が本当の意味で理解できていたなら無能な老中を脅して勅許を受け入れさせるなどという馬鹿げたことをやらなかったはずですよね。そのことによって、長州・土佐を煽ってしまう結果になりました。

だから、国を悪くしたのは久光の責任です。

その結果、流す必要のない多くの血が流れたんです。

井伊も久光も、名君斉彬の言葉「力とは何と心得る。人は腕力には腕力で応じようとする。処分をするのは優しい。だが、一度刃をつきだせばまた刃がつきだされる。争いは争いをうむ、そこに終わりはない。今は、くだらぬ争いをしてる時ではない。一丸となって動く時だ。」理解できていれば変わったんですよね。

これが、本物の名君斉彬です。

久光の行動=薩摩の行動として、見るからお龍の気持ちはよくわかりますよね。

龍馬との出会いで、少しずつ心を溶かしてきたわけですけどね。

武市とトミは、この二人の信頼関係はすごいですね。

来週は、いよいよ禁門の変です。

ようやく薩摩を中心に動き出しますね。