違法薬物MDMAを所持したとして逮捕された沢尻エリカ容疑者が不起訴の可能性も出てきたと複数のメディアが伝えている。
自宅の化粧ケースの中からMDMAが0.09グラムが見つかったとして逮捕された沢尻容疑者だが、使用の可能性もあるとして尿検査をしたところ、簡易検査及び本検査においても陰性の結果が出てきてしまった。
沢尻容疑者は10年ほど前からMDMA以外にも大麻、LSD、コカイン等を使用してきたと取り調べで述べているが、10以上前のことについては立件が難しく、直近の使用でなければ使用については罪に問えないようである。
ところがその使用については陰性判定ならば使用の証拠がなく、さらに所持についても0.09グラムと非常に微量であり、しかも購入したのではなく貰ったものであると本人は述べているいう。このことから検察側は悪意性は少なく起訴にならない可能性もあると法曹関係者たちはテレビ等で述べている。
わたしはこのことには、はなはだ納得がいかないのである。
沢尻容疑者が逮捕される前日、わたしは沢尻容疑者がW主演を務める『人間失格』を観たばかりであった。
作品に感動を覚えたわたしは、その翌日逮捕を知ることになる。そのショックは余りにも大きかった。
沢尻容疑者のファンでもあるわたしとしては、やったものは仕方ない。正直に罪を認め、刑に服し、厚生をしてまた戻って来て欲しいと思うところなのである。
ところが起訴にもならないというと、ファンとしてのあのショックはいったい何だったのだろうか?と思ってしまうのである。
ファンの傷ついた心はどうしてくれるのか、と思うのである。
才能のある女優ゆえに正しく裁かれもう一度更生して私たちの前に戻って来て欲しいと思うからである。
優しく弁護するだけが弁護士ではないと、わたしは弁護団に言いたいのである。
(『人間失格』公開時の舞台挨拶での沢尻容疑者と主演の小栗旬)