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KNTー流れ星のカケラー (あんがる連載+他4本)

Twitter小説垢 @kntshootingstar

自作小説や二次創作を書きます(不定期)

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これを早く進めて欲しいという要望や、こんな話が読みたい、ここはこうした方がいいんじゃ?というご意見があればどうぞというかおねがいします

 森の中を一台のモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを差す)が走っていた。

「ねえ、キノ。次の国ってどんな所なのか訊いてる?」

 モトラドが訊いた。

「特になにも聴いてないよ、エルメス。新しい国らしくて他の人もあんまり知らない所らしい」

 キノと呼ばれた運転手が答えた。

「燃料とかオイルとかが安く買える国だといいね。もしくはタダ」

「あと食べ物もね」

 そうこう話しているうちに森が途切れ、灰色の城壁が見えてきた。

「あ、見えてきたね。ちゃんと入国できるかな?」

「エルメスだけだめだったりして」

 一人と一台は軽口を叩きながら城壁へ近づいて行った。

「入国ですか?健康な旅人さんなら大歓迎ですよ!そこの書類に目を通して同意書にサインしてください」

 入国審査官が言った。

「同意書、ですか?」

 キノが少し訝しげに訊いた。

「何か危険なことでもあるの?」

 エルメスは少し楽しげに訊いた。

「そんなことはないですよ。現在我が国では献血がブームでしてね、旅人さんにも協力して欲しいのですよ」

 入国審査官は楽しそうに答えた。

「献血?それって何?」

 エルメスが訊いた。

「事故や病気の方達の輸血などに使われる血液の提供のことですよ。旅人さんがご協力くださるのでしたら、この国でのホテルや食事、必要品の全てを無料で提供させていただけます。注意事項などはその書類に書かれています。どうでしょうか?」

 入国審査官はキノに嬉しい提案をした。

「血液、ですか。どうやって取るのですか?」

 キノが訊いた。

「針を刺してそこから血液を取ります」

 入国審査官のその言葉を聞いて、キノは少し考えた。

「血を抜いて、大丈夫なんですか?体調が悪くなったりとかしないんですか?

「大丈夫ですよ。人体に影響がない程度の量がわかっているので」

「・・・わかりました。協力させて貰います」

 キノが答えた。

「ありがとうございます!検査と採血で一時間弱かかります。エルメスさんは暇でしょうがここで待っていてください。ではキノさん、こちらへ」

 入国審査官はキノを奥の部屋へと案内した。

「おかえりー。長かったね」

 約一時間後キノと入国審査官が戻ってきた。

「ただいま。なんか精神的に疲れたよ。あんなに太い針で刺されるとは思ってなかった」

「ははは、キノさんの血液は濃さもばっちりで採決係の人も喜んでましたよ。まあ、少しとはいえ血液を抜いた訳ですし、しばらくはゆっくりしてください。ホテルまで案内しますよ。すぐ近くなので歩いてでもいいですよね?」