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KNTー流れ星のカケラー (あんがる連載+他4本)

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自作小説や二次創作を書きます(不定期)

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これを早く進めて欲しいという要望や、こんな話が読みたい、ここはこうした方がいいんじゃ?というご意見があればどうぞというかおねがいします

軽音部の外の3人と別れて、わかなとセイラの2人は病院へと向かっていた。人通りがあまりない時間帯だったが、病院に近づくにつれセイラの様子がおかしくなっていった。そわそわして今にも過呼吸を起こしそうだ。

(そういえば、セラ姫がパニック起こしそうなときは何でもいいから音楽聴かせるといいんだっけ)

 すずからそう聞かされていたわかなはいつも着用しているイヤホンをセイラに差し出しながら言った。

「これ、聴く?」

「なあに、これ?」

 セイラはそれを受け取り、耳に入れた。そこに流れていた曲は・・・

「っ!私たちの曲じゃない♪」

 そう、その曲は君咲学院軽音部の曲だった。すずが作曲し、るかが作詞した曲。勢いのあるすずのベース、力強いしずくのベース、そして何かを訴えるかのように響くすずの歌声があんさんぶるを奏でていた。

 それを聴いていたからか病院に着いてもセイラはパニックを起こす様子はなかった。

「みんなの曲を聴いていると楽しくなってくるのだけれど♪」

 わかなが受付をしている間もセイラはまわりの迷惑にならない程度の声量で鼻歌を歌っていた。

「セラ姫はあっちだって」

 受付を終えたわかなが声をかけた。示すほうには看護師がいた。

「えー、まだ聴いていたいの」

「じゃあそれ持っていっていいから。僕のほう終わったら行くから」

 渋るセイラにわかなは言った。

「わかったわ。はやく来てね」

 セイラはそう言って看護師の人について行った。

(さて、僕も行かないと)

 そう思い、わかなが診察室へ行こうとした時あの感覚が襲った。

 そしてわかなの意識は無慈悲に切り取られた。


 2話 完