↓ヤツデ、ウコギ科。


↓ヤツデの花。


↓ヤツデの花に蝿がたかっている。


↓よく見るとかなり虫がたかっている。


↓この緑色のマツボックリのようなのはツボミかな?


↓ヤツデの花。


ヤツデは日陰を好む常緑樹でよく茂るため、昔は家の北側や汲み取り口の目かくしによく植えられたところから『便所の木』のイメージがある人もいるようだ。
しかし、ちょっと前から欧米の園芸界で流行しているジャパニーズガーデンには必ず植えられる木で欧米人には日本を象徴する木のイメージがあるのだろうか?このほかジャパニーズガーデンに必須の植物としてはホスタ(ギボウシ)があるそうだ。どちらも日陰か半日陰でよく育ち葉を観賞して花もつける。
ヤツデは日本特産の常緑低木で花後には黒い実をつける。
虫媒花で花粉を媒介する昆虫は主に蝿だそうだ。蝿を主な花粉媒介虫にしている木は案外あるのでその点では蝿によって子孫を維持している植物もあるわけだ。便所の汲み取り口の近くにこの木が植えられたことは蝿がいそうなところに植えられてヤツデにとっては好都合、冬のエサが少なくなる季節に花粉を出すヤツデが蝿のいる便所の近くにあって蝿にとっても好都合、特に世話をしなくても育っていて汲み取り口の目かくしになるヤツデは人間にとっても好都合ということを知ってか知らでかさすが日本人というところだが、欧米人はこういう利用価値を知ってるのかな?