↑実際にある本なのだろうか?
単行本はあるようだが、コミックになったのも出ているのだろうか?

こういう場合、今ならばパソコンやスマホで簡単にわかるんだろうけど、ひと昔前ならば図書館に行って『こういう本は世の中にあるんですか?』と聞くと調べてくれたのだが、『こういう本かありますか?』と聞くとそこの図書館の蔵書リストを見て蔵書がないと『ありません』と答えられて、世の中に出ているのかどうかの答えではないことを聞いてくることになったりするから厄介だったりした。

今は公立図書館は職員は役所の公務員が人事異動で来ているだけのところもおおかったりするが、昔は司書の資格を持った人もいたりした。
最近、どこかの図書館の司書がレファレンス(調査業務。こういう本があるか?とか、こういう内容を調べたいのだが何か資料になるものはあるか?みたいな相談にのること)の依頼できた質問の中で質問者の勘違いで間違ったタイトルを言われて探して見つけたら本当はこんなタイトルだった、という話が載ってる『覚え違いタイトル集』という本が出ていてけっこう売れているらしい。
司書の資格は司書講習を受けに行くか短大以上の学生が司書の資格取得を申し込むと
その授業を受けて単位を満たすと取れた。
教員免許みたいなモノだった。
確か10個近くの授業を受けて普通に試験かレポートを出せば取得できた。
図書や図書館の歴史など話を聞いて試験を受けりゃいいものと実習系があり、レファレンスの授業は実習がレポートにもなっていたが、『10個の課題の中から好きな2つを選んで答えをレポートにして出せ、お客さんに渡すもののつもりで答えろ』というものだった。
で、『平安時代の何年だったか年号がありその年号のときの関白や左大臣、右大臣、大納言などを調べるにはどうしたらよいか?』
『村上春樹の小説で主人公が影響を受けたと出てくるハートフィールドという作家の作品が読みたい』
という2つを選んだ。
平安時代のほうは「『公卿補任(くぎょうぶにん)』という資料を見るとわかります。館内にあるのなら案内する」
村上春樹のほうは「ハートフィールドは小説の中の架空の人物で、実在ではありません」とやったら「村上春樹のなんという作品に書かれていたのかも示す、さらに作品の中に何かハートフィールドの作品も書かれているならばその作品らしきものが実在していないかも調べておくこと」と書かれて減点ポイントとなっていたが資格は取得できた。
つまり「村上春樹の『◎◎◎』の中に出てくるハートフィールドでしたら小説の中の架空の人物で・・・」と書けばよかったってことかな?
でも実際に相談してみるか、と思ってもここは公務員だけかな?と思うと相談する気にならない。
さらに今はパソコンのほうが速いだろう?となるわけだし、相手も「そんなことパソコンで調べろよ」と思うだろうな?となるわけだ。で、本自体が衰退していくシロモノとなり、公立図書館はホームレスや電気代を節約する貧しい人らの居場所となっているのが関の山なんだろうな?