サザンカ。ツバキ科。
漢字では山茶花。
元々は日本西部原産のツバキの仲間だが、現在では野生のものは少なくなっているそうだ。
野生のものは白花の一重咲きで香りがあるらしい。
17世紀には園芸化されていたらしく、17世紀末に出された『花壇地錦抄』にはすでに50品種が記されている。その後も江戸時代から明治にかけてかなりの品種ができたらしい。
公園や垣根に植えられているサザンカは、この写真のような濃いピンクの八重咲きが多いように思う。一重だとツバキかな?とも思ってしまうが実はサザンカだというのもあるかもしれない。