さて、2023年2月の相模湾流についてみてみましょう。
まずは、黒潮のふるまいから。
2月もゲートチェンジなく北側ゲートに固定されてます。
これで4ヵ月ゲートチェンジがありません。
次はワジオとカシマジオの流入日数と率について。
(流入時間/24)
ワジオ 9.5日 34%
カシマジオ 5.0日 18%
その他 13.5日 48%
欠損データ 0.0日 0%
ワジオは思ったより流入しました。心理的筋目の10日まであと0.5日(12時間)でした。
昨年のワジオは2.1日でしたので、昨年同月比プラスの7.4日です。同じく昨年のカシマジオは9.0日でしたので、昨年同月比マイナスの4.0日となりました。
昨年はカシマジオ優位の2月でしたが、今年はワジオ優位の2月になりました。いい傾向ですね。
次は黒潮流路と相模湾流の関係について。
北側ゲートのみで南側ゲートはありません。
次は黒潮の接岸位置と相模湾流の関係について。
再び伊豆沖に暖水渦が出現し、それを迂回するように黒潮が流れています。
接岸位置は東経138°あたりで南北に移動しています。
次は、潮まわりごとにみる各潮の流入日数です。
ワジオは中潮まわりと小潮に流入しました。
冬の中潮(大潮後)はワジオとの相性はいいですが、小潮との相性はけしてよくないので意外な結果となりました。冬の小潮はカシマジオになることが多いイメージ(感覚)です。
次は、曜日ごとにみる各潮の流入日数です。
ワジオは週の後半で、カシマジオは週の前半に流入したようです。
次は、時刻ごとの流入率をみてみましょう。
ワジオのゴールデンタイムは1時と8時です。1月にひき続き2月も午後の落ち込みが少なく、夕まずめも30%を維持しています。
潮汐力によるワジオではなく、黒潮の影響によるワジオなんでしょうね。だから小潮まわりに流入した・・・。
浅場の夕まずめ前後に喰ってましたね。
次は、ワジオが流入した潮まわりと時刻をみてみましょう。
ワジオの最多流入は長潮です。2月の長潮は1日しかありませんでした。2日あれば、また違う結果になったかと思います。
若潮後の中潮から大潮の後半まで空っぽです。大潮後の中潮から長潮にかけて集中的に流入しました。
次は、流速を見てみましょう。観測ポイントは真鶴の三ツ石沖です。
ワジオは0.3~0.6ノットにピークがきました。
わたくしが三ツ石へ行ったとき観測データでは0.5ノット前後の潮でしたが、磯まわりに0.5ノットの潮は見られませんでした。
観測装置の分解能の性能をさらに上げてほしところです。
次は、時刻とワジオの流速について見てみましょう。
0.6ノットから1ノットの潮は夕方から深夜にかけて流入してます。
データ上ではなく磯で、この潮に遭遇したい。
次は、潮流と海水温についてみてみましょう。
観測ポイントは海水温が江の浦沖で、流速は三ツ石沖です。
黒潮の海水温は19℃で安定しています。
11日頃から流入したワジオは流速が速く水温の上昇をもたらしました。いわゆる沖合暖水の流入現象です。今年も発生し捉えることができました。
この水温上昇をもたらすワジオは、冬に発生する頻度が高いと過去の文献に記載してあります。この潮が差すとブリが豊漁になるとか。『青物の潮』と言われる所以ですかね。
次はワジオ モメンタムについてみてみましょう。
1月、2月と今年のワジオは飛ばしてます。
このまま突っ走ってもらいたですが、どこかで谷が訪れるはずです。できれば、わたくしの釣りに影響しない月で訪れてほしいです。
西湘地区のメジナ釣りは、この潮がカギを握ってます。浅場は釣れてますが、深場はどうしたんでしょうね???
この潮で釣れなければ・・・ん~、場荒れ?
最後に円グラフで各潮の流入率についてみてみます。
昨年は1月に発生した、急潮を伴なう沖合暖水の流入現象は2月に発生しました。急潮を伴なうと書いてますが、今年のそれは沿岸部で1ノット前後の潮でしたので、さほど急潮ではなかったように思います。
昨年はこのタイミングのとき深場で大型メジナが釣れたようですが、今年は深場ではなく浅場で大型メジナが捕獲されてます。
『青物の潮』と言われますが、メジナにも効きます。できるだけ、この潮に近づくことがポイントかなと思います。













