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ID Fishing

潮の法則。潮を基準に釣りを組み立てます。Match the Current.

さて、2023年3月の相模湾流についてみてみましょう。

 

まずは、黒潮のふるまいから。

3月もゲートチェンジなく北側ゲートに固定されてます。

これで5ヵ月ゲートチェンジがありません。

 

次はワジオとカシマジオの流入日数と率について。

      (流入時間/24)

ワジオ              5.3日    17%

カシマジオ          8.3日      27%

その他        16.9日      55%

欠損データ          0.5日      1%

カシマジオ優位の3月でした。2023年初のワジオ撃沈の月です。

3月と言えば乗っ込みのシーズンです。磯からだとメジナ、黒鯛と乗っ込みシーズンに大物を狙うのがセオリーですが、今年はチャンスが無くはなかったが、モノにできたヒトは少なかったんじゃないかと思います。

 

次は黒潮流路と相模湾流の関係について。

北側ゲートのみで南側ゲートはありません。

 

次は黒潮の接岸位置と相模湾流の関係について。

東経138°あたりで接岸していた黒潮ですが、3月の後半に伊豆沖の暖水渦の影響で接岸位置が西へ移動しました。

こうなると相模湾はカシマジオ優位、伊豆界隈は下り潮になる傾向がみられれます。

大蛇行下における黒潮の接岸位置は、伊豆沖の暖水渦の有無または規模に影響を受けるようです。

 

次は、潮まわりごとにみる各潮の流入日数です。

ワジオは中潮で、カシマジオは潮まわりに関係なく流入しました。

 

次は、曜日ごとにみる各潮の流入日数です。

ワジオは土曜がよかったです。今年の乗っ込み勝負は土曜だったかな・・・。

カシマジオは土日以外の平日に多く流入しました。

 

次は、時刻ごとの流入率をみてみましょう。

ワジオのゴールデンタイムは6時です。

カシマジオのそれは19時~22時で、未明から正午までの落ち込みも少なく流入しました。

 

次は、ワジオが流入した潮まわりと時刻をみてみましょう。

ワジオの最多流入は若潮後の中潮の1日目です。

この若潮後の中潮は、この時期はあまり流入しなく5月くらいから流入し始めることが多いです。3月から流入したということは、ツゥーっぽく言うと、『今年は潮が早い』のか・・・。

Summer Currentの釣りでは大本命視されている若潮後の中潮ですが、ここ2,3年は小潮にその座をもっていかれてる感じがします。今年はどうなりますかね・・・楽しみです。(笑)

 

次は、カシマジオが流入した潮まわりと時刻をみてみましょう。

カシマジオの最多流入は小潮の2日目です。

こう見ると午後からの流入率が高いです。

 

次は、流速を見てみましょう。観測ポイントは真鶴の三ツ石沖です。

ワジオは0.3~0.6ノットにピークがきました。

カシマジオの流入は多かったですが、流速はやはり遅かったです。この潮はワジオと比較すると遅い潮です。

 

次は、時刻とワジオの流速について見てみましょう。

朝まずめは0.3~0.6ノット前後の潮が目立ちます。

 

次は、時刻とカシマジオの流速について見てみましょう。

0.6~0.9ノットの潮は午前中にはなく午後に見られます。この傾向はワジオと逆のようです。

夕まずめに1.5ノット前後の潮も足跡を残してます。

むかし話で恐縮ですが、30年前(階段の下にテントがあった時代)の秋に三ツ石の先端で目測2ノットくらいの強烈な潮に遭遇したことがあります。

あの日の夜はワンドで知人が超大型に5号を飛ばされ、わたくしは7号を瞬殺されたと記憶してます。潮も凄かったがバラシが凄い夜でした。

わたくしが潮を調べ始めた理由は、あの2ノットの潮を探すためなんです。調べ始めて数年経ちますが、いまだに2ノットの潮がいつ差すのかはわかってません。わかったのは魚がよく釣れる潮です。

幻の2ノットの潮との再会は果たせるのか、それとも果たせないのか・・・。

 

次は、潮流と海水温についてみてみましょう。

観測ポイントは海水温が江の浦沖で、流速は三ツ石沖です。

黒潮の温度が上昇しました。それに伴い沿岸の海水温も上昇傾向になってます。

3月の前半はカシマジオ、中盤はワジオ、そして後半はまたカシマジオでした。

 

次はワジオ モメンタムについてみてみましょう。

ここにきてワジオにブレーキがかかりました。

3月は乗っ込みシーズンなのでワジオ好調を維持してほしかったですが、自然は釣り人の都合には合わせてくれません。

西湘地区のメジナ釣りは、この潮がカギを握ってます。

 

最後に円グラフで各潮の流入率についてみてみます。

 

伊豆沖の暖水渦が発達したことにより、黒潮の接岸位置が西へ移動し始めてます。

西へ移動すると遠州灘のマグロ類が好調になるようですが、相模湾はカシマジオが優位で伊豆界隈は連日の下り潮になります。

伊豆沖の暖水渦が消失すれば教科書どおりの黒潮大蛇行となり、相模湾はワジオ優位で伊豆界隈は上り潮が差すことになります。

どちらも一長一短あるようです。シーソーのように上がったり下がったりで、自然はうまくできていると言われればそれまでですが、できることならいいタイミングで後者になってもらいたいです。