さて、2021年7月の相模湾流についてみてみましょう。
まずは、黒潮のふるまいから。
7月もゲートチェンジなく北側ゲート一辺倒でした。
次はワジオとカシマジオの流入日数と率について。
(流入時間/24)
ワジオ 10.3日 33%
カシマジオ 1.1日 4%
その他 18.9日 61%
欠損データ 0.7日 2%
7月は1ヵ月ぶりに心理的筋目の10日を超えました。10日は超えないだろうと思ってましたが超えてきました。
カシマジオの流入は1.1日で少ないです。
次は黒潮流路と相模湾流の関係について。
北側ゲートのみで南側ゲートはありません。
次は、潮まわりごとにみる各潮の流入日数です。
ワジオは各潮まわりの分布率と同じような流入日数になりました。
大 中 小 長 若
各潮まわりの年間分布 26% 39% 23% 6% 6%
ワジオの7月の流入分布 25% 38% 22% 8% 8%
次は、曜日ごとにみる各潮の流入日数です。
ワジオは5月、6月と木曜日の流入が多かったんですが、7月の木曜日はワーストです。
先月は何曜が多かった、今月は何曜が多かった、ということが繰り返されることにより、各曜日の流入日数が平均化されます。
次は、時刻ごとの流入率をみてみましょう。
ワジオのゴールデンタイムは3時でしたが、9時にも2回目のゴールデンタイムがあります。
17時は10%を下まわりました。せっかくの夕まずめなんですがね。。。
次は、ワジオが流入した潮まわりと時刻をみてみましょう。
ワジオの最多流入は、大潮後の中潮の1日目で流入率は56%です。最小流入は大潮の1日目で流入率は19%。
次は、流速を見てみましょう。観測ポイントは真鶴の三ツ石沖です。
ワジオは0.3~0.6ノットにピークがきました。7月も0.6~0.9ノットの潮がよく入り、流速はよかったです。
次は、時刻とワジオの流速について見てみましょう。
0.6~0.9ノットは深夜1時の流入率が高いです。皆さんが寝ているときに速い潮が入っているわけですね。速い潮を狙うなら深夜から明け方ですが、これが夕方に入ってくれたらなぁ~と思うのは、わたくし一人だけでしょうか・・・
次は、潮流と海水温についてみてみましょう。
観測ポイントは海水温が江の浦沖で、流速は三ツ石沖です。
10日あたりまで沿岸の海水温が上昇し続けました。この時期は梅雨明け前の連日の雨で、日射量が少なかったにもかかわらず、海水温は上昇し続けてます。15日あたりからは沿岸の海水温の上下動が大きいです。温めにくく冷めにくい海水ですが、沖合の潮が流入すると変化量が大きくなります。
次はワジオ モメンタムについてみてみましょう。
6月に続き7月も筋目の10日を下まわると思っていたんですが、10日をギリギリ超えてきました。
これだけワジオが流入するとSummer Currentの釣りに期待がもてそうです。8月は15日くらい流入してほしいです。
最後に円グラフで各潮の流入率についてみてみます。
7月は中頃にワジオが流入し続けたおかげで、心理的筋目の10日を超えました。月末にワジオの流入が低下しましたが、8月の声を聞くと同時に流入し始め足元も流入しています。
黒潮の接岸位置が、もう少し東へ移動してほしいところですが、自然は釣り人の都合には合わせてくれません。この状況(潮)に釣り人が合わせていくしかありません。
さてさて、Summer Currentの釣りです。
夏っぽくなってきました。潮色いいですね。
カツオのナブラです。
キャスティングでヒットしましたが、針ハズレでバラシ(笑)。
10mダチも狙ってみました。
エビングもヒットしましたが針ハズレでバラシ(笑)
美味しいそうなカツオを3本逃がしました。1本くらい食べたかったなぁ~。