借りる時と、買う時とでは違いがありますが、今回は買う場合。



気に入った物件が見つかって、ここにしようか、と思ったら…、実は過去に自殺があった場所だったとわかったら、どうしますか?


何年前かによるのか、それとも聞いてしまったら絶対嫌!なのか…。


心理的にその場所にずっと住み続けようと思って買うわけなので、抵抗がある人のほうが多いと思います。



不動産業者は、契約する前に、重要事項の説明というものを買主にしなければいけないのですが、その時にこういう重大な告知事項は知らせなければいけません。

(普通は重要事項説明の後、流れるように契約書の読み上げに入るので、そこで、というよりは検討段階でお伝えしますが)


どこまで遡って伝えるべきか、業者側としては悩ましいところ。


賃貸だと直前でなければ言わない、としているところもありました。

(直前というのは前の入居者が自殺、とかでなければ、ということ。自殺があった後に入居者がついて、その人も出た後、再度募集する際は言わない、という感じ)


以前いた投資物件のみを扱っていた会社では、地方のマンションを1棟買おうとした際に、ヤクザがらみの抗争で、部屋にいた組員が拳銃自殺するという壮絶な事件があったマンションだったことがあります。


投資物件なので、買った人が住むわけではない。

買った人は借りてくれる人がいれば相場よりだいぶ安いので有り、な訳です。



で、一回知り合いを住まわせて、しばらくしたら退去させ、また募集すれば良い、と言っていたのを聞いて、「あ~この会社無理っ!」と思ってしまいました。

そのときは気付かなくても住んだら噂がまわってくるもんね、絶対。

そこで知ったら…大概の人はかなりテンション下がります。




先日、こういう事例があったそうです。


M市内の閑静な住宅地。

Aさんが内縁の妻や娘と生活。


S61年1月、妻が実の息子に殺害され(本件建物内ではない)遺体がバラバラにされ、山中に埋められるという事件が発生。


その後S63年3月、娘が本物件建物の2階ベランダで首をつって自殺。


AさんはH1年に建物を取り壊し土地を売却。


その後土地は5回転売され、建物は建築されず駐車場として使用されていたが、H20年12月、Yさんがマイホームを建築するために2750万円でこの土地を購入。


Yさんはお金を払った後、過去の事件のことを知り、永住する住宅用地として不適切と、売主に契約の白紙撤回(全部なかったことに)を願い出たが拒絶された。



さて、どうでしょうか?


買った側からすると、20年前とはいえその地で自殺があったことを知らずに買わされた、というのはありえん!と思いますね。個人的には。


でも仲介会社としては、売主が所有していたときに起こった事件ではなく、前の前の前の所有者のときですからね、20年前だし通常の解約出来る状態はもう過ぎているし…という心情でしょうか。


この仲介の担当者、お金を支払う前にはこのことを知っていたそうで、結局仲介担当者が慰謝料150万、弁護士費用20万をYさんに支払う判決となったそうです。



なんか…かわいそうなYさん。

その土地は買ってしまったのでYさんはそこに住むか、もしくはまた売却する羽目になったんでしょうね。



みんながみんな、同じように思うわけではないにせよ、やはり情報は全部開示していかないといけないな~と思うのです。


買う側はそれを受け取って、自分で決断していくわけで。

知らないって怖いですよね。


自分で調べるのは結構大変です。

信用できる不動産屋であれば任せていいんですけどね(まかせて♪



私も少し前に住んでいた戸建て賃貸、引っ越した次の日に、近所の人からあそこに住むの?と聞かれはい?と聞き返したら、前の住人が病死したとかで警察きたりワイワイしたことが一度あったようで。


病死だし、事件ではないし…と思ったけれど、同じ建物なわけでやっぱり微妙…。

不動産屋のおっちゃん、絶対知ってたんだ~言ってくれよ!って思いましたもの。


そして飼っていたわんこが誰もいない空間に向かって吠えていると、もしや…Σ(゚д゚;)なんて思ったりして。

ま、なんにも見えない感じない人なんで、何かがいたとしても何もわかりませんけど( ̄Д ̄;;