蝉も短い一生なんだ。「蝉を見て はかない一生 それはそれ」 | 遊適 創人 一人語り集

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未来を創造し 今に生きる エッセイ集







蝉を見て はかない一生 それはそれ


         薔薇騎 麻衣  著





朝散歩の途中 

蝉が木から落ちてくる。

背中が下になり 何かもがいてる。

寿命が尽きるのか。

そこへ 鳥が 蝉を突き出した。

餌にするのか 可哀想だったので

手を出し 鳥を追い払い

蝉を ひっくり返し葉っぱに付けてやった。

それから どうなったか見ないが

一生が終わる あがきなのか。。

寂しい・悲しい 姿だった。

もう枯葉が色づき始め ヒラヒラと

舞い落ち始めた。夏が終わるのと

蝉の姿に 人間の一生が交差した。。。。。