恋と愛
今日、私のボスよりもちょっと偉い上司の息子が、
日本語なら「恋」を知ってるよ LOVEって意味だよ
とのたまった。するとボスが
コイって魚のことかと思っていた
というので、ちょっとした説明をしてみた。
Koiという音には「恋」と「鯉」と両方あるのね。(他のは忘れることにした。)でも、LOVEと一言でいうと、「恋」のニュアンスは表せなくて、もうひとつ「Ai・愛」があって・・・ 「恋」はどちらかというと、若い新鮮なニュアンスがあって、でも、人や動物や物にたいして言うときは「愛」のほうが一般的なの・・・
今カレは日本に行っている。
TOYOTA関係のお偉方にお供して、名古屋の万博に行っているのだ。
もう7日いない。
そんなこんなで、退屈だから更新しようと思った、のではなくて、上の説明に少し間違えがあったなーと、3ヶ月ぶりにお気に入りブログのサーフィンをしながらカレのことを考えていたら思ったので、ちょっと書いておこうかなーと思ったのだ。
カレと私の関係は若くも新鮮でもない。もうすぐ7周年を迎えるのだ。
だけど、
私はまだカレに恋をしている。
胸をはってそういえるのだから、私の定義はやっぱり間違えていたに違いない。
でも、日本語でさえもなんと説明すればいいのか分からない、というのが本音。
と、いかにも考えてそうに書いてみても、ちょっとのろけたかっただけの話なのだ。
恋。
なんとも気持ちのいい感情だってことははっきりとしているのだけれど。
ホットな人物紹介
私のボスはレズビアンだ。
今のパートナーとは20年間付き合って、一緒に家を買って、犬を3匹と猫を2匹保健所のようなところから救い出して飼っている。
そして、最初で最後の相手だと、少しテレを隠しながら言う。
20年も一緒にいて、もう別れないよと誓い合っても、結婚はできない。
ここはテキサスだから。
結婚すれば結婚相手が出来るはずの緊急の決断も、彼女は弁護士に託さなくてはいけない。
レズビアンであるがために、彼女はたくさんの辛い目にあってきている。石を投げられたり、嫌な悪口を言われたり、パートナーとクリスマスを共に過ごせなかったり、手をつなげなかったり。
ゲイでない人々が当然のように与えられている自由や権利が、彼女の手にはない。
だけど、明るい。 それに強い。 温かい。
私は面接のとき、このボスの仕事に対する哲学や人となりにほれ込んで、ここでなくては嫌だと半分仕事探しをやめてしまった。空きが出るまで待っていたいとまで思っていた。
給料は少ないし、まだセラピーの仕事はできていない。
でも、今の仕事がいいのだ。
そんなこんなで、今私のなかで一番ホットな人物。
私のボス。
きっとみんな、彼女の笑顔を見たら思わず微笑んでしまうと思う。
タキシード
今夜カレは仕事でいない。
タキシードを着て、しゃんとした歩き方で出て行った。
ほれぼれ
私はと言えば、今朝車が故障してうんともすんとも言わなくなって、弟のうつがぶり返したという知らせを受け、変な圧迫感を左のこめかみの下あたりに感じる・・・というような、何だか冴えない一日を送っている。
こんな日は、カレが隣りにいて欲しいのだけれど、かっこよかったからいいか。
いろいろ終わらせて、ゆっくりしよう。
そして、少し元気をためて、遅くに疲れて帰ってくるカレを優しく包んであげよう。