雨上がりの朝、清々しい空気に包まれて、大きく深呼吸する。青空と白い雲、体調は不完全だが、素敵な朝を謳歌する思いに嘘はない。


 足の痛みが収まらない。太ももが赤く腫れ上がっていて、段々ひどくなってきた。そんな感じだ。

 思うように動かせない左足を引きずりながら朝の支度をする。午後からセミナーのある今日、休むわけにいかない。満員電車の車内を考えると憂鬱だが、何とか頑張ろう、そう思って自宅を出た。


 乗り換え時の橋をまたぐ長いホームが大変だ。階段を上がり、人が群れなす中を歩く。いつものように歩くことが出来ないのがつらくて、時々、立ち止まり、ため息をつく。歩くたびに痛みが走る。歩くのがつらいと思うのは久しぶりのことだ。今日は長い一日になりそうだ。


 そんな中、昨日も作品づくりに精を出した。主に長編を書く。椅子に座っている分には、さほど痛みを感じない。立ち上がる時や腰を下ろす時、急激な痛みを感じ、整った顔(自己申告)を歪ませる。

 足に負担をかけないように気をつける。足に力を入れると、もう駄目だ。苦痛に顔を歪ませ、倒れてしまいそうになる。長堀から堺東へ。乗り換え時の階段が大変だ。今から戦々恐々している。


 ゆっくりと秋がやってくる。大好きな秋だが、季節の転換時によく体を痛める癖がついているので注意しないといけない。そう思いながら、早速、足を痛めた。これも何かの警鐘だろう。気をつけて慎重に秋を過ごしたい。