長堀を出て、すぐに天満に向かう。天満駅で高校時代(55年前)の同級生たちと待ち合わせをしている。ぎりぎりに到着すると、すでに待ってくれていた。


 天満駅からほど近い場所にある「双龍居」に入る。この店は関西でも有数の人気店で、本格四川風料理の店として名高い。この店には、五大人気料理があり、同級生に断って、その五大人気料理を注文することにした。

 小海老入り五目炒飯(800円 )、麻婆豆腐  (700円 )、日南もち豚とキャベツの甘味噌炒め(800円 )、担々麺(750円 )、牛肉の四川風煮込み(1100円)が五大人気メニューだ。それを一人前ずつ注文し、みんなで食べることにした。


 一番に出てきた牛肉の四川風煮込み、見ただけで、ゾッとした。見るからに辛そうなのだ。おそるおそる食べると、さすがにおいしい❗ おいしいぞう❗ 同級生がいなければ、大声で叫んでいた。

 でも、メッチャ辛かった。涙が出る。咳が出る。鼻水も出た。でも癖になる辛さだ。負けへんデエ❗ 叫ばずに拳で語った。自慢じゃないが、私は辛いの大嫌いなのだ(秘密)。

 次が麻婆豆腐、この店の一、二を争うメニューだ。この店に来る人の大半が注文するという。スプーンで掬って皿に入れ、ガバッと食べたね。ヒ、ヒェーッ、天井に向かって白目を剥いたね。めっちゃ辛かったぞう❗でも、やっぱり癖になる辛さだ。めげずにいただいたぞう❗

 待ちかねた担々麺が登場した。思わず、「待ってましたあ」と叫びかけてやめた。「○っちゃん(75歳になっても私は未だに○っちゃん呼ばわりされる。本名で呼ばれることなど少ない)は、高校時代と変わらないな」と、変な感心のされ方をされても困るので、理性を総動員してストップした。

 小海老入り五目炒飯は、秀逸だった。おいしいなんて曖昧な言葉では語れないほど最高、最大においしかった。思わず逆立ちしそうになって、おっととと、やめた(できません)。

 最後の日南もち豚とキャベツの甘味噌炒めが登場して、気がついた。食べるのに集中するあまり、写真を撮るのを忘れていた。急いで、甘味噌炒めだけを撮る(写真参照)。さすがにこれは辛くないだろう。そう思って、ガバッといただいた。確かに最初は辛さを感じない。でも、しばらくして、辛さの大群に襲われた。うまい。でも、辛い。思わずさけんだね。辛いの辛いの飛んでけ~❗

 レジで、店長らしき人に言われた。「何度か来ていただいてますか?」「へ? どうしてですか?」と聞くと、「うちの人気メニューを選んで食べていただいていたので驚きました」。思わず嘘ついたね。「勘です」と。「すごい勘ですね」。テヘヘ。照れちゃう~❗ 褒められて、思わず逆立ちしそうになったが、やめた。


 同級生たちと別れて、立呑屋「奥田酒店」に入る。やっぱり〆はこの店だ。生ビール、おでん(コンニャク、ワカメ、梅焼き)、チューリップ、鶏皮ポン酢をいただく(1020円)。

 ほろ酔い気分で電車に乗る。今日も楽しかったぞう❗