灰色の空に変わりはなく、今朝も蒸し暑く、鬱陶しい空気が辺りを支配している。梅雨入りしてまだ日が浅いが、本格的な雨はなく、蒸し暑さと鬱陶しい空に閉口してしまう。それでも私は今日も元気だ。踊り出しそう(踊れません。阿波おどりなら踊れます)なほどに軽やかだ。


 乗り換え駅のホームの下を流れる川面を定点観測するのが朝のルーティンになっている。今朝の川面は、流れも緩やかなら水量も満水には遠く、いつも以上に穏やかな流れを呈している。飛び交う鳥の影もなく風もない。しかも静かだ。

 やがて電車が到着する。忙しくあわただしい私の1日の始まりだ。


 昨夜から取り組んでいる新作、今朝も早起きして取りかかった。元警部補が偶然、出会った凄惨な事件。否応なく事件の渦中に巻き込まれて行く元警部補の孤独な挑戦を描く長編ミステリー。総ページ400枚の大作になる予定だ。7月末完成応募を予定している。

 

 午前中、北浜でセミナーを行い、午後は長堀を出て、天満で高校時代のクラスメイトたちと合流し、双龍居で昼食をとる予定だ。

 55年目の同窓会を計画している。元々は、クラスメイトの1人が立案し、私のところに相談があってプランを立てたものだが、送付する同窓会名簿と往復ハガキを私が行うことになり、それを今日、クラスメイトたちに確認してもらうことになっている。何しろ55年だ。出席に消極的な人も多いだろう。そんな人たちに向かって、ハガキの文面の最後に「会いたいなあ。会おうよ」と、したためた。会えるといいなあ、本気でそう思っている。