梅雨空だなと、灰色の空を見上げて思った。雨は降っていないが、天候は悪い。この時期は疲れやすくなる。気をつけなければなと、朝のホームで思った。


 このところの無理がたたって、ひどい眠気に襲われて、昨夜は早くに(午後10時45分)床に就き、そのまま爆睡した。一度眠りに就いたら朝方まで気がつかない。午前4時半、ホラーな夢を見て、ヒェーッとなって目を覚ました。

 テレビを見ていたら、急に画面が変わり、ピカソチックな怪物が画面に現れた。最初は横向きだったが、急に正面を向いて、私に向かって何事か叫んだ。ヒェーッとなって飛び起きたのは、そのすぐ後だ。怖かった❗


 時々、変な夢を見る。次回はホラー作品を書こうと考えながら寝たのが悪かったのか、とにかく、怖い夢はもうこりごりだ。私は、天下御免の怖がりダァ❗


 川をまたぐ乗り換え駅のホームの下を流れる川は、いつにも増して増水している。しかし、川の流れは緩やかだ。ほとんど静止しているかのように見える。風がないせいだろう。今日もまた、蒸し暑い1日になりそうだ。


 原稿用紙に換算して、450枚に及ぶ長編小説のラストがようやく決定した。一応、完成していたのだが、ラストシーンが物足りない。そう思い始めて考えていた。でも、頭の中で考えるラストシーンは、今一、心を打たない。計算が先に立つからだ。昨日、天満の立呑屋で、生ビールを飲んでいる時、ふと思い付いた。立呑屋とはまったく関係のない情景が浮かび、これだと思った。ラストにふさわしいシーンを思い浮かべ(天満も無関係)、心が震えた。それほどぴったりのラストになった。だが、昨日は、あまりにも疲弊して書くことができなかった。朝方、早起きして書いた。書きながら感動した。拳を握りしめ、演歌でも歌いたい。そんな気分だったが、朝っぱらから大声で演歌を歌うと叱られる。自重した。


 今日、応募作品を送付する。今日もまた、忙しく、あわただしい1日だが、気持ちは充実している。電車の中で、また、演歌を歌いたくなった。でも、自重する。叱られる。きっと。