元町から坂道を歩いて、約8分、午前8時から午後6時まで、缶詰めになって勉強した。明日も明後日もそうだ。3日間缶詰めになって勉強をする。

 座りっ放しはつらい。腰痛が癒えてよかったが、そうでなければキャンセルしなければいけないところだった。

 それでも学ぶことは楽しい。無知な私は、とっても吸収が早い。話すことのすべてを瞬時にメモし、ノートに書き記して行く。また一つお利口さんになった。自分で自分を褒めてやる。


 自宅が神戸と大阪のちょうど真ん中辺りだが、神戸に行くことは圧倒的に少ない。昔から私は、大阪人間で、そのせいか、神戸に着くと、なぜかチョイ緊張する癖がある。神戸は上品な街、そんな固定観念が染み付いているようだ。

 典型的な大阪人間の私は、神戸の友だちに会うと、なぜか、いつもの大阪弁がチョイ消える。ところが、その友だちと大阪で会うと、大阪弁丸出しになる。自分でも不思議でならない。


 勉強を終えて元町に出て、めっちゃ空腹なのに気が付いた。食欲だけは、大阪スタイルを崩さない私は、神戸のおいしい店を少しは知っている。どこにしようか、迷った挙げ句、元町駅に近い「神戸元町みそラーメンひがし」に入ることにした。この店に入るのは初めてだ。狭い空間にカウンターか二列、全部で10席ほどしかないが、いい匂いがする。

 「みそラーメン」(880円)を注文した。まず麺を一口食べる。一口食べて「オッ」と叫んだ(ふりだけ。恥ずかしい)。麺がいい。私の好みの平麺に近い特製麺、ツルツルとして喉ごしがいい。つづいて出汁だ。私は麺にもうるさいが(グルメではない)、出汁にもうるさい(自己申告)。レンゲで一口すすって、「キャッ!」と声を上げた(ふりだけ。あまりにも恥ずかしい)。

信州味噌と北海道味噌、神戸味噌をブレンドして作った出汁、「おいピい❗」思わず鼻で叫んだね。チャーシューも柔らかくて、よ、よかったぞう❗


 少し疲れた。帰宅したらすでに7時半、これから作品づくりに取りかかる。私の1日はもうチョイ続く。エイエイオーだぞう❗