請願とか陳情は、議会だよりを通じても、このブログでも住民がもっと利用すべきだと言ってきたつもり。 このたびはじめて住民のかたが請願書を出すというので、紹介議員となった。

 請願は、憲法第16条に規定された国民の権利である。
請願のタイトルは 「集団的自衛権に関する憲法解釈を変更することに反対する意見書の提出を求める請願書」

 趣旨は賛同するので紹介議員にはなるが、解釈変更に賛成という意見もあるので採択になるかどうかは判らないことも伝えた。 
 採択には、賛成であるというだけではない、議会としての態度の決定ということもあるので、我が議会がそこまでに至れるのかいささかの不安を感じながらも、住民からの請願書という前向きな行為に期待を寄せた。

 <請願書取り扱いの審議委員会>

結論から言うと、
○まだしっかりとした結論が出ていないので時期尚早だ。

○違う意見もあり、もっと住民意見の空気を読んで決めたほうが良い。

○議会の意見、態度が決まってしまう。逆の意見の請願がきたらどうするのか。

○団体でもない、署名など賛同者もない個人の意見を取り上げるのは軽い。

○県内では軽米町しか採択されていない。もっと様子をみるべきだ。

           予想通り採択反対のオンパレードでした。

 

         日本国憲法
第十六条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

  請願権(Wikipediaより)
統治機構に対して被治者が請願を行う権利である。国務請求権の一種であるとされ、参政権的役割を有すると解される。
歴史的には、絶対君主制下における民意の通達手段として発達してきた。1689年のイギリス権利章典に定められ、以後、各種の人権宣言や憲法に取り入れられてきた。欧州連合基本権憲章第44条も欧州連合内の全ての自然人(個人)と法人に対して請願権を保障している。



 これまでに請願書は「○○の会」とか「○○教職員組合」のような団体からでないと受理したことが無いので、個人が出すものであるという認識がなかったのだろうか?
まったくの認識不足である。国民の権利で個人、団体関係なく行使できる。
ただ個人が出したというのは、村では聞いたことが無い。もっと活用すべきだ。
そのためもっと村民にも知ってもらおうと議会だよりにも、報告紙にも書いてきた。
国の問題でなくても、村の問題でもいい。(そのほうがいい)

 まあ、唐突でちょっと正面から向き合うには無理があったのかもしれない。
しかし、紹介者でもあり、反対意見の理由に納得はできませんでしたので意見は言わせて頂きました。

 常に他自治体議会の様子を伺い、右ならえの体質があるので、ほかはどうであれ普代村議会としての考えで決めるべきであること。
 請願を個人であるからというのは差別的考え方であり、ダメならはっきりと個人が駄目であるというルールを示すべきであること。紹介者の自分も軽いということか?
 態度を決めないことで、常にどっちにもなびけるような考え方。態度を決めた後に、「逆の請願が来たらどうする」って?、そりゃ不採択しかないでしょ。
 
 「国会で決まっていることに、一地方議会が反対意見をだすのは責任重大なことだ」
とも言っていましたが、

自分は、「これは意見書です。われわれ末端の自治体が住民の意見を採択し、国に意見を言う制度を利用するにすぎない。そうすることで国の暴走に歯止めをかけるという意味にもつながるのではないか。意義のあることです。」
といわざるを得なかった。 
賛同できないのであれば仕方の無いこと。それがルールです。
国にびびって意見も言えない日本ではおかしい。
でもびびってました。
その意味では、軽米町議会は侍が揃っているのだろうか?
 
 個人がどうゆう想いで出したのか、恐らく本人にしても思い切った行動であったであろう行為に対して、差別的意見や議会の体裁のための意見であり、趣旨への賛同でなった紹介議員としては黙ってそうですかとはいきませんでした。
これほど見事に反対者ばかりとは予想通りでしたが、趣旨への反対とも違っていた。
採択という大それた?、国に歯向かう行為をすべきかべきでないかだったような?
自分たちでは判断できないことなので、結論の出しようが無いといった形だ。

 この後の臨時議会もあり結局は、不採択(議会では取り上げない)ではなく継続審議となりました。 

 正直、問題も問題であり1時間や2時間の討論では無理でもあります。
議会自体が、この問題ではじめて意見を交わしたのですから。
その意味では、議会のいい刺激になりました。
ある議員は、「いい議論だった。こんな議論はもっとやるべきだ。」と言っていました。
大いに請願を出した成果があったと思います。なかば目的達成!