
5月9日の岩手日報に「消滅の危機」として西和賀と普代が一面に大きく載った。
全国的な人口減少は、政治的に声の届かなかった世代に気づかない結果ではないかと思える。
今の50代が子どもの頃と今とでは世の中の環境が大きく違ってきている。
その頃は、家の中では誰か子どもを見る人がいる家庭環境が多く、子育てにそんなに神経を使う必要もなかったのではないか。
今その役目を担っているのが、こども園とか子育て支援センターだ。
今の子育ては非常に大変だなと感じる。
実際自分もいろいろな意味で大変だと思って育ててきた。
何から何まで親が関わらなければならない。高校にいってもそうだ。
学校が親を当てにして、クラブの大会なども当たり前のように現地集合現地解散。
子供の行動に振り回される。いろいろな送り迎えは中学校までと思っていた甘さに気付かされた。
仕事と両立できない人も少なくはない。金銭的にも厳しくなる。
親が付きっきりになるか、お金で解決するかの状況になる。
こんな状況は今の若い人は情報として知っている。
結婚あるいは子育ては「苦悩」と「忙しさ」ともしかすると「貧しさ」とを受け入れる
覚悟がないとできないようなイメージがあっても不思議ではない。
高齢者に対する国の政策は非常に多い。
そして、政治的にも声が通りやすい。
「◎◎会」など、一定の党、政治家が力を入れ資金の確保は安泰となる。
いろんな意味で高齢者の声には政治が反応しやすい。
子育て世代の声は個人的な問題にしかならない。
政治的団体もない。
子育ては「個人的な問題」「個々の家庭の問題」として扱われて、子育ての当事者も
家庭内の問題としてあまり表だって外には出さなかった。
老人問題で似たような状況から、「社会が支える」意識に変わったのが「介護問題」がある。
それまで老人介護は家庭内の問題で、「個々で何とかしなければならない」問題だった。
個々の家庭の子育ても、これほど社会の環境が変わってくれば「社会でなんとか」しなければならない。
子育てに「苦しくてつらい」イメージがあっては誰もよりつかない。
昔は苦しくて辛くても逃げ場がなかったが、今はいろんな生き方がある。
自ら、好んでもいない状況を選択しなくても可能になる世の中になっている。
子育て環境をもっと社会が支える必要がある。
普代では、「小さいうちは親のそばにおいて育てるべき」と子どもの預かり保育にも否定的な見方をする人もいると聞く。
心境としては理解できなくもないし一理ある。
しかしこれでは子育て環境をますますきびしくする。
もっと延長して預かる体制を整えてもいいと思っている。
働きたい子育て中の若い人は意外と多いことは、肌で感じている。
労働力人口としてもったいない。
安心して子供を預けることできることによって、子供を産む不安のひとつが消える。
今の若い世代の環境を理解して対応していかなければならない。
高齢者・老人問題と違って、政治的に子育て問題はなかなか利害に結び付かない。
人口減少という問題に今直面したような報道だが、本当は国ではとっくにこうなることは分かっていたはず。。
子育てに安心を与える体制作りが必要だが、国の政策はなんでも全国一律で地域にそぐわない場合もある。
村独自の思い切った子育て支援の施策を、村の「人口減少対策プロジェクトチーム」に期待するものです。側面から強力に支援いたします。

西和賀でなくても、普代村でも準備はしています。
役場だけでどうにかするのは無理で、「住民の理解と協力」、よく聞く言葉ですが。
盛り上がりはまとまりのある地域はやっぱり強い。
役場はきっかけづくりと補助するのが役目で、「住民は何をすればいいか」を示していかなければなりません。
すると「それはやぐばがやんのだべ」という住民もいたりします(笑
一緒に盛り上げましょう(^^)