MH小説 35話 | ~銀火竜の背に乗って~

~銀火竜の背に乗って~

受験が終わりましたので、再開しています、リオレウス希少種大好きハンターです!
MH3GHDを買いましたので、機会があれば一狩り行きましょう!

朝、junの自室。眠りから目覚めたjunは目をこすり、辺りを確認する。このところ自室から出ておらず、飯も取っていない。

junがいくら部屋を確認してもカルタはどこにもいない・・・・・。

あれから何日経ったのだろうか?数日かもしれない。1週間かもしれない。1ヶ月かもしれない。もしかしたら1日かもしれない・・・・・・。

彼の中に日時の感覚は完全になくなっていた。まるであの時から時間が凍ったかのようだ。junはベッドの上に座り、結局何もできないでいた。

その時だった。彼の目の前にアイルーが現れた。アイルーの毛並み、カルタだ。junは驚いた。今回は夢ではない。

junが声をかけても全く反応する様子がなく、そのままドアの外に行ってしまった。しかし、junを待っているようだった。junは着替えて外に出ると、カルタは雪山の方に向けて走り出した。junも一生懸命それを追う。

jun「カルタ!!」

村人達は驚いていた。ずっと落ち込んでいたjunが突然雪山に走り出したのだから。そう、村人たちにカルタの姿は見えない。



シュレイド城。keiyaはペジータに連れられて中に入った。その中にいたのは・・・・・・。




暗い城の中でひときわ輝く白の甲殻に全身を包んだモンスター。

祖龍、ミラボレアス亜種。それがシュレイド城中央で寝ていたのだ。

keiya「な!?ミラボレアス亜種!?」

ペジータ「何故現れたかは分からない。だが今こうして目の前にいるのは大問題だ。」

keiya「そうか!だから少し前にラオシャンロンが!」

ペジータ「そういう事だ。だがまだ寝ているな。」

keiya「とはいえいつ起きるか分からんぞ。」

ペジータ「ところでお前、まさかとは思うが密猟団のスパイじゃないだろうな?」

keiya「な!?もう俺はあんなところの仲間じゃない!というかあの事件で解散したも同然だろ!!」

ペジータ「ならいい。あの弓、お前にやる。俺じゃ弓は使えんしな。」

そう言ってペジータは撃龍槍の真上に飾られた弓を指差した。

keiya「おう。」

keiyaとペジータは祖龍が起きないようにこっそり横を通り、弓のところまでやってきた。

keiya「これが・・・・・あの黒龍の素材で作ったって言われてる‘殲滅と破壊の剛弓Ⅱ‘か」

ペジータ「こんなものがよく今まで誰の手にも渡らなかったものだ。」

keiya「うん。なかなかの使い心地だ。気に入った。」

ペジータ「使い心地?」

keiya「ああ。ちょっとあっちの広場の方に試し打ち。」

ペジータ「バカ!そっちには祖龍が!」

その時には既に祖龍の頭に矢が命中していた。

keiya「あ。」

ペジータ「‘あ。‘じゃねーよ!!」

祖龍は目を覚まし、keiya達を睨み付けた。しかし、興味をなくしたのか、上空に飛び立ち見えなくなった。

keiya「あれ?」

ペジータ「逃げたか・・・・・。」

2人はとりあえず安心した。その直後に

ペジータ「お前なんて事してくれてんだ!しまいにゃ殺すわよ!」

keiya「・・・・・・・。何その口調?まあ、悪かった。でも逃げたんだし、結果オーライって事で。」

ペジータ「・・・・・・・・・・・。まあいい。このことをギルドに報告する。お前は帰っていいぞ。」

keiya「ああ。じゃあ、元気で。」

ペジータ「お前もな。」

2人はそれぞれ別の方向に歩いて行った。


雪山深奥。junはカルタの後を付けてやってきた。雪崩はすっかり収まっている。

junは辺りを見回すと、未だにウカムルバスの顎に刺さっている金銀の片手剣の前にカルタが倒れているのを見つけた。

jun「カルタ!」

junは急いで駆け付け、抱きかかえた。


もちろん、すっかり冷たくなっている。

しかし、彼のポケットから石ころが出てきた。それはカルタがこの村に来たときに作ったお守りだった。大事にしまっていたのか、傷一つ付いていない。

junもカルタからもらった方のお守りを取り出し、彼の笑った顔を思い出していた。

その時。カルタの声が聞こえた気がした。

カルタ「旦那さん、僕たちはいつだって一緒ニャよ。」

junは息を飲み、そして泣き出した。

jun「そうだよな。いつだってお前は俺の側にいたんだよな。気付いてやれなくてごめんな。カルタ・・・・・。」

junはしばらく泣いていたがようやく泣き止み、カルタを抱えながら雪山深奥を離れた。

jun「カルタ。一緒に帰ろう。ポッケ村に。」

その帰りにjunは萎れたシオンの花を見つけた。


ポッケ村、夕方。junの自室前のヒマワリの花の中央にカルタの墓が設けられた。junが作ったもので、たくさんの村人が弔いにやってきている。その墓の上にはシオンの花が挿してある。


ランチ「カルタ・・・・・・・・。僕は・・・負けないよ・・・・。どんな状況だって・・・・・・絶対諦めないモグ・・・・・・。君のためにも・・・・・・。」




それから数日後。

junはカルタの死を認め、普通の暮らしをするようになった。帰って来たkeiyaともクエストに行っている。最初こそkeiyaの新しい武器に驚いていたが、事情を聞いて驚いた。

そんなとき、ポッケ村にギルドの使いが現れた。

使い「この村にjunさんってハンターはいないですか?」

たまたま近くの雑貨屋にいたjunは返事をした。

jun「俺だが、何か?」

使い「ああ。あなたでしたか。実は・・・・・・・・・。」

jun「何!?レウスとリオレウス希少種を実験に使う!?」

使い「狩猟生活の快適化のためにモンスターがどれだけ早く移動できるか実験しようと思うのですよ。他にもティガレックスやナルガクルガ、雪の地方ならウルクススなんかも使えると思いまして。」

jun「確かに便利だが・・・・・・モンスターは・・・・」

使い「大丈夫です。従わなかったら餌抜きって教育してますから。抵抗はしませんよ。」

jun「いや・・・・・そうじゃなくて・・・・・」

使い「は?じゃあ何が?」

jun「・・・・・・・。keiyaは・・・・・・どう思う?」

近くで話を聞いていたkeiyaは目を輝かせていた。

keiya「おお!モンスターに乗って移動する時代が来るのか!?密猟団にいた頃はイビルジョーに乗った事があるが、ティガレックスにも乗ってみたいな!」

使い「決まりですね。2頭はどこに?」

jun「う・・・・・。そっちの農場にいる・・・・・。」

使い「分かりました。では連れて行きますよ。ご協力ありがとうございました。」

ギルドの使いの後ろに巨大なおりを持ったギルド員が続く。そして2頭はおりに入れられ、連れて行かれた。

keiya「モンスターに乗る時代か~。楽しみだな~!」

しかし、junは明らかに楽しそうではなかった。

keiya「jun、どうした?」

jun「あ、いや、何でもない。」


?月?日。サティは何かを抱えながらその場に倒れこんだ。

サティ「そんな・・・・・。私は・・・・・・。」



MH小説35話終了です。

途中謎のシーンがありましたが、まだ謎のままでいいです。

それとカルタが育てていたヒマワリですが、結構花言葉があるのでこちらで意味を紹介させていただきます。

「あなたを見ている」という言葉がここでは適切ですね。カルタはいつでもjunを見ている。という事になります。

それでは35話までの登場人物+モンスター




jun
ポッケ村を拠点に狩りをする狩人。10年前に両親に捨てられ、ペジータに拾われた。穏やかな性格で鈍感である。ユクモ村では「ユクモのツインドラゴン」の1人として恐れられた男。ユクモ村村長が大の苦手。好物はプリン。カルタの死を認め、それでも彼とつながっている事を思い出した。




カルタ

junのオトモアイルー。junとは打って変わって敏感である。毎日のように依頼書を確認している。密猟者逮捕の功績でGメダルをもらった。以前の旦那はモンスターに殺されたらしい。ウカムルバスに殺され、そのまま雪崩に飲み込まれた。ヒマワリが好きで、温度調節をしながらポッケ村で育ててきた。



ポッケ村村長

300年間ポッケ村の村長を務めてきた竜人族。200年前にウカムルバスに村を破壊された。ギアノスの猛攻により息絶えた。



レウス

密林の帰り道で倒れていた飛竜リオレウスの子供。今は飛べるようになり、野生に帰っていった。カルタの気配を察知し、場所を特定できるようだ。実験のためギルドに連れて行かれた。



密猟者

絶滅したシェルレウスの素材でできたライトボウガンを盗んだ罪で狩人組合から追放され、逮捕された。が、ボウガンの呪いと彼は語る。



がっくん

ココット村を拠点に狩りをする狩人。武器は炎剣リオレウス、防具はレウス全身である。好物はハチミツ。



ネコート

威厳たっぷりのアイルー。村長より高難度な依頼を受注できるようだ。





ペジータ
昔はかなり腕のあるハンターだったらしいが、junがユクモ村にいた頃は酒場の倉庫番のバイトをしていた。ラオシャンロンが現れたため、復活している。南蛮刀改にドボル全身を着ている。10年前にjunを拾い、1年間育てた。そのため、常にjunの心配をしている。



keiya
junと「ユクモのツインドラゴン」の異名を持っていた男。アマツマガツチに殺されたらしい。しかし、その真相は落下の衝撃で記憶を失い、ノワールの部下をしていた。アマツマガツチ戦の途中で記憶を取り戻した。記憶をなくしていたころの記憶もあるようだ。左目がなぜか赤い。未来が見通せるらしいが・・・・・。



MIT-TUN

ロックラックの武神と恐れられるほどジエン・モーランを狩った男。城塞遊撃隊を着用し、ソルブレイカー剛を愛用している。





ランチ

アイルー村のハンター。今はjunのオトモアイルー。食べ物好きで、その食欲は人間以上である。Gメダルをもらい、オトモアイルーとしてユクモ村に来ていたところをカルタと出会った。背中のこんがり肉には攻撃力アップや体力回復など、様々な効果があるらしい。ちなみに、持っていく肉の効果はその日の気分で変えているらしい。真面目な時は語尾に「モグ」を付けない。かつての友‘カルタ‘に別れを告げ、前に進もうとしている。





ユクモ村村長
女の村長。見た目とは裏腹にドSである。カルタ同様、お守りをjunに作っている。





ココット村村長

元ハンターである村長。ギルドの裏事情に詳しい。






ノワール

密猟者団体の首領。ギルド展示室襲撃事件の中心人物。

その時に奪った「魅惑石の指輪」を使ってユクモ村を狙っているらしい。

レックス等により逮捕された。



ヨッシー

ユクモ村を拠点に狩りをしている。姿は人間ではなく、どこか爬虫類っぽいところがある。一人称は『俺』。
かなりの苦労人で、いつも変な事に巻き込まれている。ハンター歴はそれなりに長く、カエデとは1日しか違わない。
運動能力がずば抜けて高く、グラビモスの凪ぎ払い熱線をバク宙で避けるほど(しかも、防具を着けているのでなおさら)。
カエデの事を心から信頼できる相棒だと思っており、彼女をとても信頼している。
また番外編にて、カエデを後ろから優しく抱きつくなど中々大胆な行動もする。
嘘が極端に下手で、カエデに嘘を言うとき、かなりの棒読みだった(ただしカエデは気付かなかった)。
またメロンを食べると、身体能力が一時的に上がる。何故上がるかは現時点では不明。
泣いているレックスに対して、優しく気を掛けるなど仲間も大事な存在のようだ。


カエデ

ヨッシーと同じくユクモ村を拠点に狩りをしている。性格は優しく穏やか。なおかつ、凛としている。
一人称は『僕』。俗に言う『ぼくっ娘』である。
第2話から登場し、早々ヨッシーを助けた。
狩りの腕は高く、ヨッシーよりも精細な太刀裁きができる。現在はスラッシュアックスを練習中。
多少抜けているところがあり、それでヨッシーに迷惑を掛ける事もしばしば。
最近、胸が大きくなっているのが悩みでヨッシー曰く『成長が遅れてる。』
そのためナルガにかなり狙われており、彼女は辛い思いをしている(ただし、後に成敗されるのがオチ)。
料理が超絶下手で、彼女が作った「ハンバーグらしきもの」(ナルガ曰く『地球外生命体のエサ』)でヨッシー達をあの世へ昇天させた。(なお、その時はフランダースの犬のパロディーを行った)
ヨッシーを心から信頼している他、祭りの時にヨッシーと手を繋いだり、ヨッシーに後ろから抱きつかれて顔を赤くするなど、わずかながら恋愛感情があるのかも知れない。


ゴンザレス

ヨッシーのオトモアイルー。一人称は『僕』で口癖は『ニャ』。
ツッコミ役で、ツッコミ中はよく口癖を言わなくなる。
性格は優しく、温厚だがクエスト中は真剣に戦う。
ヨッシーを心から尊敬している。
マタタビよりもサシミウオ好きである。
カエデの料理らしきものにより、ヨッシー同様一度死んでいる。


ナルガ

同じくヨッシーのオトモアイルー。
一人称は『私』。
ヨッシーがポッケ村に居た時代の時に、討伐されたG級のナルガクルガが未練を持ち、アイルー化した。
根っからの変態で、エロ本に目がなくなおかつ女性の体に触ったり、女子更衣室を覗いたりなど、まさに性的欲求の赴くがままの行動をする。
そんな彼ではあるが、毎朝ユクモ村の清掃活動をしたり、村の子供達の世話をしたりと面倒見が良い。ヨッシー曰く『根は凄くいいやつ』。
元々ナルガクルガなだけあって、俊敏でなおかつ気配を殺す事が可能。さらに特殊能力で触った物の情報が読む事ができる『解読』を持っている。(ただし女性限定である。この能力を使い、カエデの情報を解読した。)
ゴキブリの4倍の生命力を持つ。そのため斬られてもすぐに回復する。
メンバーの中で最も被弾率が高い。(当たり前である)
飛竜時代から根っからの変態である事が判明。エロ本で男ハンターと仲良くなった。


レックス

突如ユクモ村にやって来た雌のアイルー。正体は轟竜ティガレックス。とある過去で未練を残し、そのままアイルーになった。
ドラムが非常に上手く、さらにデスボイスも得意とする。ましては高低音の声も自由自在である。
初対面の相手に『ファッキン○○(ファッキンは訳で『糞』)』と言う(ただし男にのみ)。
性格こそ男勝りだが、乙女心を理解したり、相手を思いやったりなど、姉貴肌である。


クレセント

ポッケ村からやって来たカエデの妹。
1つ1つの動作を見る限り、カエデの事が姉として大好きのようである。
ユースケの事を『クソ兄貴』と呼んでいる。



ユースケ

ポッケ村からやって来たG級ハンター。
ヨッシーとの関係は仲間であり、良きライバルである。今回は密猟団体の撲滅をするため、ヨッシーに力を貸して貰いにきた。



サティ

モンスター愛護団体の一員だった女性。持っている水晶を介してモンスターの心を乗っ取ることが可能。ギルドやハンターを目の敵にしているが、賛同しているjunには優しい一面を見せている。どこかで何かを見つけたようだが?



ジェット&ニック

200年前にポッケ村のハンターを務めるも、ウカムルバスに倒された2人のハンター。その時にジェットが使った金銀の火属性の片手剣が偶然見つかり、その後村の武具屋で大切に扱われてきた。ニックの愛した「殲滅と破壊の剛弓Ⅱ」はシュレイド城に置かれていた。




シュレイド城なのにいたのはミラボレアス「亜種」でした。しかし、姿を消してしまいました。

モンスターの実験・・・・。keiyaは大喜びですが、junは・・・・。