こんにちは。


マスコミなどではリーマンショック、株安、円高とネガティブな話が多い昨今ですが皆さんいかがでしょうか?

私は変わらずお仕事忙しく何よりですが・・・。


自動車関係も不景気な話が多いですがその中でホンダ インサイト が発売されました。

私はディーゼル車に限らず動くもの全般に興味、特に新しいコンセプトや機構を採用したものには興味があるので早速みて試乗にいってきました。

カメラをもっていくのを忘れたので写真は撮れませんでしたが悪しからず。


まず見た第一印象は意外と小さいな、ということです。全幅が1695mm、つまりちょっと前でいう5ナンバーであること、全高も1425mmがコンパクトに見える理由だと思います。


運転席に座るとまず?と思ったのがフロントの見切りがイマイチなことです。

NSXをはじめ昔のホンダ車はボンネットが低く見切りがよい事が売りだったのですが、衝突安全の関係もあってバルクヘッド高が高くなっている感じです。シートリフターもついているのですが天井に頭がつくくらいあげてもフロントはほとんど見えません。フロントセンサーはオプション設定(工賃込み¥33,600ちなみに同じ値段でリア側も設定あり)ですがつけたほうがいいかもしれません。私の経験では運転するひとがほとんど決まっている場合は慣れたらフロントセンサーはいらない気もしますが(個人差大ですがあくまで私の場合です)いろんな方が運転される場合はあったほうがいいでしょう。

最小回転半径は5.0mと小さいのはいいですが見切りが悪いと意味ありませんからね。


室内の質感はフィットとか小型車の感じですが私はハンドルとかレバーとかスイッチのリーチ、インフォメーションの見易さはまあまあだったので気になりませんでした。というか性格的に道具は使ってなんぼ、と考えているのであまり気にしない性格なので。

この車で一番気になったのは後席で私は身長173cmですが髪が天井に触れました。

私は座高が高いのはありますが(笑 それでも成人男性では結構圧迫感&天井に髪がふれることが多いのではないでしょうか?

この点を営業マンにきいたところ「インサイトは走り重視&高速燃費も良くする為に空力にこだわり、後ろにいくにしたがい下がるフォルムにしています」とのことでした。この点は2シーターだった初代インサイトを引き継いでいるということかな?後席に体格がそれなりにある人を乗せる機会がある人は購入前にチェックしておいたほうがよいでしょう。ちなみに足元の空間は広々とはいきませんがそれなりに確保していて十分だと思います。


荷室に関しては荷室前方にIPU(コンピューターおよびバッテリー)があるため床は高いですが使いやすい感じです。ちなみにカタログにはゴルフバック3つ入ると書いていますが8インチか8.5インチならばいけるかな?という感じで9インチ以上はきつい気がします。もちろん使い勝手良さそうな分割可倒の後席を倒せばいいのですが。


まず走りだして30mくらいで感じたのはダンパーの動きがちょっとしぶいかな?ということです。外気温が5℃くらい&新車だったのでそのうちなじんでくるのかもしれませんが。

加速はフツーでした。最初はオデッセイから採用されているECONモード をオンにして走っていましたが普通に運転しているぶんにはこれで十分です。ただECONをオフにすると全般的にトルクが出る感じ&アクセルに対するリニアリティがあがりECONオフのほうが運転していて楽しそうです。

スピードメーターにはアンビエントメーター という運転状況(燃費が良い運転状態)に応じて色が変わるメーターが採用されていますが数値でなく瞬間的に認識できて良いですね。なお混んだ街中でまわりの状況にあわせて運転した限り&意図的に早めの加速しなければ私の運転では常にグリーン(燃費が良い運転)でした。


ブレーキングでは私は踏み込みストロークでなく、蹴力でブレーキングコントロールするタイプなので減速中、特に止まる直前に回生制御のON、OFFらしき制御を感じ、違和感を感じました。以前のったプリウスよりは違和感は少なかったですが。ただどちらもいずれ慣れるだろう、という感じでした。

走行中は交差点レベルでは視界も良く運転しやすく感じました。意外なのはバックミラーでの後方視界がいいことです。人や荷物をつんだらわかりませんがエクストラウインド(後方の下側の補助窓)がかなり効果を発揮していますね。

私はプリウスは郊外でなんどか乗ったことがあるのですが街中でハイブリッド車にのるのは初めてでした。

そのときはあまり感じなかったのですが、今回街中を運転して一番違和感を感じたのはアイドリングストップによる静けさですね。

自分でアイドリングストップしている分にはまたエンジンをかけなくては、という緊張感を生じるものですが自動でとまってくれるとどうもその緊張感がぬけてしまいます(汗 というわけで知らないうちに信号からのスタートが穏やかになりがちでした(笑


さて燃費ですが私が試乗した10km弱でのメーター表示は約21km/Lでした。(メーターと実燃費の誤差はあるとは思いますがその点はご了承を)

JC08モードで26km/Lですから郊外や高速を多少気を使って運転すると25km/Lくらいはいくのではないでしょうか?

一般の方のプリウスの燃費 見てみると20kmを少し越えるくらいなので実用燃費ではほぼ同等レベルではないかな?と思います。なお私が試乗したのはGグレードで175/65R15タイヤだったのでプリウスの標準(185/65R15)より1サイズ細いことから、同じようなタイヤにしたらプリウスより多少燃費は悪いかも?ですね。



総合的には後席の狭ささえ気にならなければ購入しても良い車に感じました。

プリウスは次期プリウスが販売されても現行プリウスは装備を見直して実売価格を下げて販売継続するようですが急がないのであればそれを見てからでもいいのかもしれません。4月からグリーン税制 の制度変更もありそうですし。

個人的に「エコ替え」というCMを流し、自社はいいとこ取りして下請け&関連会社に様々な負担を強いている会社(個人的に関係あるので詳しくは書きませんが(汗 )の商品はあまり買いたくはないですが・・・


がんばれグリーンマシーン というところでしょうかね(笑


そうそう良心的に感じたのはVSA(ESC:Electronic stability controlのホンダバージョン)が全グレードで

オプション設定されているところですね。実際はHIDなどとのセットオプションですがそれほど高額でもないので特に寒冷地の方は必需品では、と思います。個人的にはFF+ESC+スタッドレスならば簡易4WDと同等の走行性を有すると感じています。


ただ、お値段ですが189万円からといっても営業の方のお勧めの純正ナビが24万円などもあり、そこそこの装備をつけて税金などを考慮すると、乗り出し価格で250万くらいになってしまうと思います。まだまだ値引きは期待できなさそうでしたし。

そう考えると個人的に後席に人をのせる機会がちょくちょくある私には汎用性という点から後席の狭さがマイナスかな?と感じます。インサイトが売れて、フリードあたりにこのシステムが搭載されてインサイトと同じような値段ならば、かなり魅力に感じます。フリードの重量はインサイトより100kg程度重いですからインサイトより燃費は落ちるでしょうが使い勝手と値段と燃費のバランスを考えると売れるように思います。


なお私はまだまだ320dに乗り続ける予定です(笑

今回のインサイトの試乗で320dは運転する楽しさとランニングコストなどのバランスがいいと感じています。


私の現時点での理想はアイドリングストップと発進時だけアシストするタイプの簡易ディーゼル(1.4~1.6L排気量)ハイブリッド車ですが日本ではまだまだ先の感じですね(汗 ディーゼルのトルク感を味わうと小排気量ガソリン車には満足しずらいかも?です。その点、トルクという点では電気自動車に期待ですけどね。


しかしBMWも本国ではアイドリングストップ機構付きの1シリーズ 出しているのになぜ日本に導入しないのかは?ですね。日本の街中でこそ効果が発揮されるのに。。。


では話があちこちいってしまいそうですし、今回はこのへんで。