その日はどのチャンネルを


見ても、地震と津波の





ばかりです。


邦ちゃんに電話しても






繋がるわけありません。


私の心臓

は張り裂けそうでした。


どうか生きていて❗


ニュースを見る気力も無く


1ヶ月が過ぎました。


一枚の葉書が届きました。


邦ちゃんからです❗


とりあえず生きています。

の一行。


どんな形にしろ

生きていてくれた。



後で知ったのですが

ご主人に手をひかれ

お母様と三人


夢中で幸いにも

高台があり、

着の身着のまま

かけあがったそうです。


避難所までの遠い

道程を震えながら歩き


不便な生活の中


高齢者の多い

海辺の小さな町です。


比較的若い邦ちゃんは

リーダーと

して立ち上がり

みんなをまとめました。


仮設住宅に入居できたのが

一年後。


お母様は持病があり

病院で手当も受けられず

お亡くなりになれました。


気丈な邦ちゃんは

ガレキの撤去を

手伝いながら


地元の皆様を励まし

講演会や本の出版も

続けて射ます。


ガレキに咲いた花と言う本を

贈ってきてくれました。

懐かしい邦ちゃんの字で

サインが入っていました。


今でも勢力的に

作家活動をしている

邦ちゃん


生きてくれていて

ありがとう


邦ちゃんは

春の花のような

素敵な人ですね❗