今朝8時に七尾市を出て、下りのみ復旧したばかりの里山海道を通って穴水へ。

穴水で1件訪問。
お世話になったご主人は数年前に亡くなっていて、1人で寺を守る奥様が出てきてくれた。
家の中はぐちゃぐちゃ。けど、本堂が建ってるだけでありがたいと、息子夫婦の説得にもなかなか応じずに穴水で生活している。


足早に珠洲へ向かう途中、

崩れた民家の隣


お世話になった住職の寺

巨大な本堂は何とか建っているが、全壊判定が出ている。手前の鐘楼は全壊。

そして、掲示伝道には



この言葉に勇気をもらった。


珠洲に入って

鵜飼という津波に襲われた地区へ



あたり一帯、全ての家屋が倒壊している。

胸が締め付けられる思いがした。



その先にある見附島に立ち寄った


軍艦島と称された姿は変わり果てている。



その後、倒壊した寺院を中心に4か所回った。

力なく話す住職や被害を免れた建物で再興を試みている住職などの話を伺った。


どの寺も民家も、元旦に崩れた姿のまま、何も変わらない風景に愕然とした。

道路の瓦礫がまるで除雪される如く傍へ固められているだけ。

何故、ここまで除却が遅れているのか。


作業着を来て、一通りの用具を車に積んでいるが、どこもまだ手が付けられないからと、手伝いを拒まれる。

組織として入ず、アポ無し訪問での限界を感じつつ、お見舞いを手渡して話を伺うのが精一杯だった。


今日は奇跡的に珠洲市内のゲストハウスが取れたので、珠洲で一泊。


珠洲市内でおそらく、一件のみ営業しているお店で晩御飯を食べていたら

能登塩が置いてあった。


道の駅でも売っておらず、去年製造のものは売り切れて入荷無しとのことで諦めていたが、

このお店のお客さんの中に作っている方がいて、少量だけ卸してくれているらしく2個を調達。


昔ながらの揚浜式塩田で作るこの塩、今まで食べた塩の中で私的には1番のもの。


良い土産ができた。