dekuwashita③ | 「えっ、ソフトバレー?」

dekuwashita③


mnx,zzxm,.




「そう、ホラッ、黒っぽい小鳥で、背中から尾っぽにかけて


とても綺麗なターコイズブルーのラインが入ってるの、


たまに見かけるじゃない・・・・


あの部分って、スワヒリ語で『ジャズドラマー達の苦悩』


なんて、言うらしいですね。」





などと、既に気取っていた・・・




彼女(あえてそう呼ばせてもらおう・・・)に数ヶ月ぶりに、


dekuwashita・・・





肥満児がカツ丼を平らげるぐらいのほんの瞬間、


出会っただけで、しかも、


二人のこれからの道(あえてそう言わせてもらう。)を示唆するかのように、



遠くから彼女を見ただけだったので、


こうして至近距離で、改めて拝見すると


イメージとは若干違うところもあったが、















素敵です。




まず、服装が素敵、ステキ、suteki!



白の洗いざらしたような感触のブラウス・・・




そして、ワンポイントとして、中尾 彬のような


モスグリーンの首巻き? を施し、


髪の毛は、赤茶色だが、内巻きパーマっぽいヘアースタイルが品良く、


極上のほどよい湿度を含んだような雰囲気・・・


例えるなら、朝靄の中で筑紫哲也と出会ったような白の幻想・・・




そして、お話をしてみると、


非常にざっくばらんで、


気持ちの良い性格。




ものすごいアタイ好み・・・





もしこの瞬間に、手元にスケッチブックみたいなのがあれば、


確実にロシアの女帝、エカテリーナ二世のような女性が、

藤棚の下であんみつみたいなのを食べているイラストを

上手に描いて、彼女に見せ、




「このイラストで全てを悟りました・・・31sofvaさんは、


フランス啓蒙思想をその思考の源泉とされているのですね。


優秀な畳職人は、ラテン系の情熱的なラヴレターを書かせれば、


世界レベルだと聞きました・・・


貴方の情熱はそのそれと、同格だと思います。


6ドル、もしくは桃の種3個と、等価交換させていただきます・・・」




という、試合に負けて勝負に勝ったキブンを勝ち取る事に違いない・・・


と思いましたわ・・・




いずれにしろ、



●ボクは、蒼い海を午後3時ぐらいから見るのが、人生のどのシーンよりも好き

なんです。


とか、



●道端を歩くと一心不乱にゴミを拾っている自分に気づくんです。そして自分にこう

言うんです。『それって、つんく♂プロデュース???』



とか、



●上質な御本を読了した時に、生まれたての自分に還る瞬間のそれを、


『押し相撲』などと名づけたりします。


とか、



●ちらし寿司が好きなんです。ホラッ、宝石箱みたいでしょ・・・ウフッ



とか、



●ベネズエラの飴って、舐めると前川清みたいな声になるんだってさ。



みたいな都市伝説までも総動員して、


彼女に必死に自分をアピールしてた・・・





つー事で、二人の包む雰囲気がチチヤスヨーグルトばりの、


ちょうど良いとろみと、甘さ加減になったところで、


遂に核心へと・・・





「ステディは、いらっしゃるの?」



の問いに、



「いいえ・・・」



とのお答え・・・





映画「レオン」でおなじみの、リュック・ベンソン監督なら、


その時のオレの歓喜の表情を、


2時間にわたって絶賛し続け、


次回作「恋泥棒★シジマール」の出演オファーを、


更に2時間ぐらいに渡って、スタバあたりで繰り広げるだろう・・・







と、霞む記憶・・・・





つーか、なんか安心しちゃったのか、わかんないんだけど、



ここから記憶が一切ないの・・・


10杯以上ビールを飲んだと思うの・・・







一杯\105の生ビールをしこたま飲んだせいもあってか、



断片的に残る記憶の中で、




唯一まともな映像として残ってるのが、



二次会のカラオケに行ったときに、


彼女の靴をじっとみてる図、なんすわ・・・








アタイは一体あの日、あの夜、どうなったんだろうか?







いずれにせよ、



連絡先などは聞いておりません・・・



つーか、いつの間にか


彼女は消えていましたわ・・・







でも、アタイはあの夜、本当に彼女に出会ったのか?











ただ、確実に分かった事は、





真夏の夜の夢は、



ホームランバーの様に、甘く、白く、 ひどく、 切ない・・・





dekuwashita  ~終~