パパ友の詩 | 「えっ、ソフトバレー?」

パパ友の詩


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「もちろんだよっ! 次の曲は、その次の曲はボキの人生の、



人生のという名の、翡翠色したLサイズの局面を、



全盛期のケンヤとルミ子のようなおしどり感で、



不愉快な距離感で、充実させてくれるんです…




また、戦場カメラマンのようにワンシーンを切り取る


クロヒョウのようなパーフェクトなアングル…


そして、貴方に。


貴方という想い出のピューリッツァー賞に
捧げるオマージュなんです…」





などという感じで、メチャ酔い警報発令中ですよ。


だってさー、昨夜のカラオケが終了してさ、

まだ6時間ぐらいしか、経ってないんだぜ…



そりゃ、まだ酔ってますよっ!



売れない劇団員も、打ち上げの席で
演劇仲間とつかみ合いの喧嘩も
いたしますよ…


そしてその後、後輩劇団員の女の子と
3mぐらいのストローでつぶつぶオレンジジュースを
完飲した挙句に、レインボーベットインっすよ…




はたまた、10年目の夫婦に訪れたその危機を


ブルース・ウィルスのように


奇想天外にその答えへと、導きますよ…そして目覚めますよ、


目覚めんしゃいっ!


ボクの中に眠る、幻のインカ帝国っ!


僕らのインカ帝国5日間戦争ですよ…




あるいは、心の18番ホールにチップインバーディーですよ。
金子さんのように…


えっ? 金子さんて誰かって?



言えないっ! それだけは言えないっ!


ジャマイカっ娘、100人にかわりばんこに、


ボクの頬をマイアミの薫風のようになでられても言えない…


そして、その暴力的に柔らかな100人膝枕で、


自宅から5kmぐらい、上手に運ばれても言えないっ!


だってそれが、私の原点だから…

美しさの源だから…




なんて感じで、昨夜のカラオケBOXと全く同じテンションで

息子の授業参観の教室に居るんな。





もう全てがご機嫌ですよ。

第一回パイ投げ選手権とか開催したいですよ、6ドルぐらいで…




そのご機嫌さ加減とくりゃ、


息子と一緒に集団登校した時点からいかんなく発揮されちゃってさー、


まず登校途中に最近この地区に引っ越してきた男の子の家に


さしかかった時、その子のお母さんが、


「いか~ん、まだ用意できとらんー。先行ってーー」と


勝手口から飛び出してきた訳ですよ、


そうすると、あれじゃない…


人って、ハリウッド生まれの男って、


彼女がキャメロン・ディアスのように見えてくるから不思議じゃない。


『人生って不思議な事ばっかだよォ~。戸棚のボクのクランチが


一晩で無くなっちゃったよォ~、、ダッド…』


つー感じで、粋なモーニングコミュニケーションを

プレゼントしたくなるじゃない…



「嘘だよっ! 認めないよっ! ロシア産のキャビアを家族ぐるみで
起き抜けにカフェオレがわりに食ってるんじゃないのよーーーーーっ!」

と、ソプラノで咆哮…


当然彼女とは初対面…



続いて横断歩道で黄色い旗を持っている父兄の方には、
18m前からおじぎの姿勢で…

あっ、50円みつけた…(ウフッ)





靴箱に着くと、父兄用のスリッパを入れた箱を運ぶのを


依頼され、その全てを運び終えると、依頼してきたオバチャン教師に


「美しさは、内面の輝きのかけら…あなたの美しさはそれに属さない。


つまり、ブルガリアゆずりの恣意的な美しさ…感動しました。


わたくし、3年赤組 31sofva息子のダッドです。」とスター気取りでミラクル自己紹介…





息子の教室に着くと、4種類の角度から室内を観察。


そして、一番素敵な角度を「アップルマンゴー味」と名付け、


そこから一ミリたりとも動かないオレ…ちなみに二番目の


ベストポジションは「パパはニュースキャスター」に、2年前から決定済み…




続々とクラスメイト、クラスメイツが集うと、


向けられる視線と、たまにうちの家に遊びに来る奴らから


「あっ、●●さんのお父さんや」と言われると、


例外なく、親指を立て、


『分かってる。オレもお前の事を知っている。


そして缶コーヒーの原価が9円 という事もな…』




という感じで、相手の表情にうろたえが生じるまで、


無言でグッドのポーズを送り続けるオレ…




その様を見た息子が、己の席で、


『また何やってんだYO! 親父はっ!』 という呆れはっちゃくモード


で、頭を抱えている…


が、しかし少し嬉しそう…




そして今度はクラス1 やんちゃと言われているUを


連れ出し、「お前の好きな女の子を聞かせてくれ…」


と言うと、「そんなんおらんわー」と照れるU。


「そんな事ゆうなよ~、教えてくれよ~」とUのチンコを


わしづかみにしていると、


突然、空手を習っているUの正拳突きがオレの股間にクリーンヒット!


悶絶してるとこで、「キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン」と、


ホームルーム開始を告げるチャイムが…





すると、ホームルーム後


父兄のお母さんが二人出てきて、


本の読み聞かせをはじめるんすわ・・・


でさ、それを20分ぐらい聞かされると


先生が「さぁ、授業をはじめます」とか言うじゃない・・・




こちとら、二日酔いという名のルート32号を、


時速120kmで爆走してるっちゅーのに、


そんな能天気なスピード感に合わせられるハズないじゃない、

ねっ、ノンちゃん。



たちまち、


「新しい価値観を校舎という小宇宙に探しに行きませんか?」


などとのたまい、嫁はんを連れ出し、


校舎探検を敢行。



すると自画像を描いたものを展示してあるコーナーがあり、


うちの愚息の作品を発見。




kadlskl;dk;a


口紅塗ってるんですケド・・・・






そして、いろんな学年の部屋に、


ランダムに出没などをしていると、


チャイムが・・・



で、その後は父兄は体育館に集合して、


消防署の署員が来ての、



人口呼吸などの仕方のレクチャー会だったんですが、


去年一度受講しているのと、


猛烈に腹の具合が悪く、


いったん帰ってから、


下校時ぐらいに、また学校にはせ参じようと思い、


学校の靴脱ぎ場に行って、


靴を履いていると、


息子と同じクラスの桃子ちゃん(仮名)のパパに遭遇。





いつもこういった行事には、カッチリと参加する桃子ちゃんのパパに


何か、こう、共通するものを感じていたアタイはさぁ、


いつか、いつの日か、ぶっちゃけトークをしたいなぁと思っており、


新たなパパ友候補だと、静かに思っていたんですわ・・・




そして、今日がその運命の日だと、


ホンキートンクに思い込み、


『さぁ、一歩踏み出す時だぞ。話しかけろ!』、と心の総合監督が


そう叫んだ刹那、


桃子パパから


「あっ、31sofvaさん、もう帰るんですか?」という、


予想外の言葉をかけられ、


とっさに、



『あっ! エスプリの利いた言葉を返さなきゃっ!』と反射的に思い、


口をついて出た言葉が、



「ハイ、実は今からスペイン直輸入の荷物が家に届くもんで、


結局、ボクの気分も悲惨な振られ方をしたフラメンコダンサーどまりですわ・・・』





などと、返答・・・






すると桃子パパは、


「そ、  そりゃ、すごい・・・アハハ・・・」


などという、たそがれフェードアウトワードを放ちながら、


遥かかなたへ、高速の速さで後ずさり・・・







「ちょ、ちょ、待、て、、、冗談す、、、わ、、ちょ、、、、、」



という言葉をかける間もなく、



新たなパパ友候補は、初夏の日差しの中に、溶けて消えて行きましたよ・・・





自身の業の深さを呪いましたわ・・・




パパ友の詩 ~fin~