緊張するパスタ男・・・ | 「えっ、ソフトバレー?」

緊張するパスタ男・・・

JDSKAJL;


最近連続して初対面の女性にパスタを作る機会があった・・・



中でもうちのバレーボールメイツの娘さんに作る時は

かなり気を遣い、提供する時には、全米が震えた・・・


娘は小六で、バレーボールをしており、

その日は長距離遠征を経て帰って来たとこだった・・・



そんなプリティ情報を己のマイクロコンピューターで

6ノットの速さで計算し弾き出したパスタメニューは

適度に油気があり、しかも一度食べると抗えない

風味・食感。更には、スポーツ後においてもさらりと

食べられる、清涼感を伴ったレシピだった・・・


まずは、豚バラ肉のスライスを職場内恋愛に敗れ去った

OLちゃんを夜の酒場で、時に慰め、時に叱咤したりする

彼女の女上司のような4拍子のサイドステップにも似た

プレイングマネージャーぶりで粗みじんに・・・


素敵な脂が熱で溶解してきたら、刻んだニンニクの用かい? アハッ


で、ニンニクを投入し、香りが出たら、プチトマトの刻んだのをいれ

白ワインを大工の棟梁になった気持ちで荒っぽく投入・・・



アルコールが夜の蝶のようにとび、少し煮詰ると火を弱火に・・・

そして塩・コショーで調整・・・


そこへ、この日大量に余っていた水菜の茎を1mmの大きさにみじん切り

したものを投入。そこへレモン汁を投下。火をすぐけしパスタとからめる・・・


水菜の茎のシャキシャキとした食感がスポーツ後の喉の渇きを癒し、

豚の脂のクドさを解消・・・


水菜はそのまま使うと食いにくいので、葉と茎を分け、茎はパスタと

一緒に食べた時、食感が悪くならないようにみじん切り・・・


葉は盛り付けの上にのせ、食べるときに混ぜると、パスタの余熱で

葉がしんなりしてこれまた、エーゲ海の夕陽のように感動的な余韻を

残す・・・


最後に入れたレモン汁は激しいスポーツした後の食欲不振を払拭する

神様のウィンクにも似たチャーミングな酸味をもたらす・・・




jclasj;alk



全てが計算されつくされていた・・・


震える手で、Aちゃんの前に持ってゆく・・・


小学生は思ったことをすぐ口にストレートに出すので怖い・・・


Aちゃんが半分ほど食べて、


「なんか、しんど~い」てな感じで寝ちゃったんすわ・・・



他の大人はパクパクとパクついているのに・・・



「Aちゃん、おじさんはAちゃんの為に作ったんだよぉぉぉぉぉぉぉ」


などと叫ぶも、ピクリとも動かない・・・




で、早々に帰宅してしまった・・・




その後数日は、近所のノラ猫に意味もなくギターをつま弾くマネをしたり

カレーライスをライス抜きで食べたり、

下の息子の名前を「パメラ」という、中東の王様の第3夫人のような

名前に改名してやろうかとか、本気で考えていた・・・・




そんな折、うちのヨメはんが

「あんた知っと~ん? Aちゃんあの後、吐いたり、下したりで

大変やったんやとー!」


「え゛っ、マブで!? オレのパスタか・・・」


と焦っていると、



「違う違う、遠征に行ったバレーの子、全員同じ症状で

学校やすんどるし、一緒に行った他校の子も全員やと。

多分、向こうで食べた昼飯の弁当がいかんかったらしいわ~」



つー事で、ホッと一安心。



Aちゃん今度は、もっとビューティフルなパスタをご馳走するね。