おとこいろ・・・
湿度を包んだ夕刻の現実味のある空気との肌感覚を愉しむ、
ニューハンプシャーの連邦地方裁判所の職員のように帰路を急ぐ、
驚く程ポジティブな女子高のソフトボール部員みたいに
その足取りは軽快だった・・・
今なら、擬似i-podから絶え間なく漏れ流れる曲は、
グラスゴー生まれの若い4人組のロックバンドの
スマッシュヒットあたりと想定する。
しかし、当時はジョージ・マイケルだった・・・
- George Michael
- Faith
部活でヘトヘトになり、その後出来たばっかりのグランドステディを
見事に家路とは真反対の方向に送りとどけ、普通に家に帰る
余裕で2倍の距離を小豆色した自転車に乗って帰る頃には、
名も知らぬ優しそうな顔した白い鳥が、僕の周りを嬉しそうに
とんでいた・・・
そんな時、進み漕ぐ為の "新しいひとぢから"を与えてくれたのが
ジョージ・マイケルのfaithというアルバムに収録されている
ワンモアトライという曲だった・・・(↑試聴出来るよ、奥さん!)
向かう夕陽の波動に波長を、わざとらしいくらいに合わす彼の
歌声と音色に、遠い我が家まで辿りつくちからを貰ったと
今でも感謝している・・・
紅色(くれないいろ)に染まる西の空の色は、
今でも僕の心のフォルダに刻まれており、
それにワンモアトライをかぶせてみたら
これ以上ないオリジナルMTVだ・・・
近頃そのジョージ・マイケルが来日した・・・
紅色の想い出は、ダンショクの彼に見事消去された・・・
20年間、知らなかった・・・