もうひとつの、セカチュー | 「えっ、ソフトバレー?」

もうひとつの、セカチュー

東宝
世界の中心で、愛をさけぶ スペシャル・エディション

あなたは「世界の中心で、愛をさけぶ」というストーリー、

知ってるの?


まぁ、大ベストセラーになった小説なんだけど、映画やTVでも

話題になったよね。どっちが先か、知らんけど・・・


つー事で、その映画版のDVDを遂に観ましたよ・・・


ていうか、それと「今あいにゆきます」を連続鑑賞して、

オレの涙って枯れちゃうのカナァ・・・などという実験を

したかったんだが、どうもその二つを同時レンタル出来ず、

とうとう今に至った次第・・・


しかーし、そう、今ボクの手元には2枚のDVDがありますのよ。



という事でセカチューから鑑賞スタートですわ・・・



全く内容を知らなかったのだが、仕事仲間の通称「天使」という

名の男がこれまた仕事仲間の女性らとこの映画を観に行き、号泣を

通り越した、嗚咽の涙を例の「助けて下さい!」という台詞あたりから

流し続け、同伴した女性達は、それが恥ずかしくて恥ずかしくて、

映画館に大引火帝国しそうなくらい、顔から火が出る思いをしたという

エピソードを聞かされていたので、「コリャ、そうとーなもんだわ」と

漫然としたイメージはあったんな・・・


でさぁ、主人公の二人が1969年生まれという事と、オレの住んでる地区

から、10数キロ離れた場所が、舞台という事が鑑賞30分後に発覚してさぁ、

もう感情移入のバーゲンセールですわ。

言やぁ、1970年生まれのオレとほぼ同じ時間軸・時空軸の中で起こってる

ストーリーなのな。


しかも、主人公の女がさぁ、美人で運動神経抜群(陸上部)、頭もイイという

事なんだけどさぁ、オレも彼らが高1の頃、つまりオレが中3の頃にさ、

学校でも話題の、そうトップ3に入るような、まさに、美形、運動神経よし、

頭もイイという女の子に、バレンタインデーにダイナマイト告白受けちゃって

さぁ、舞い上がりブランニューヘヴィーズだったワケなんスよ・・・


まあでも、その貰ったチョコレートが、恋の大きさそして愛の厚さ

を体現しているようなビッグサイズで、狂喜乱舞してかじりついたまで

は良かったんスけど、これがマズいのなんのって・・・

でも、その手作りされたチョコの重みと、マズサ加減を毎日天秤に

かけながら、少しづつ消化していったワケっスよ。(しかし、数年後

それはそいつのツレが1500円という対価と引き換えに作った代物

だった事が判明・・・)

という事で、いわば同じ時間軸・時空軸の中で、もうひとつのセカチュー

が展開されていたわけなのね。分かる?ソコの坊ちゃん刈りの

ヒラリーマン君・・・

という事で、感情移入がハンパじゃないんスよ・・・




ところがさぁ、コレがどうにもオレの琴線に触れないんだわ・・・

いやね、そういう意味ではいつもより「泣いてやろう」モードが高く、

下駄を履いた状態だったにもかかわらず、ウルッと来る場面なんて

笑っちゃうぐらいなのな・・・


しかも相手の女の子の名前が「亜紀」と判明した時には、大笑い

しちゃう始末・・・


実はオレが彼らと同じ高1の時の遠足でさぁ、フェリーに乗ってた

ワケ。ソコでさぁ当時のオレのツレ、Mと、甲板で海を見ながら

「海って、いいよなぁ・・・」とか、「海って、忘れさせる、流してくれる、

そして洗ってくれる、全てを・・・」とか、「今日は、天気がイイねぇ、

だから海・・・」などと「だから海・・」つうフレーズを無理やり言葉の

最後につけたりして楽しんでいると、背後から

「コホン・・・、M君・・・」という乾いた女性の声が・・・


それは、何年にも渡って、Mに告白し続けているHちゃんと「亜紀」という

名のソイツの友達だった・・・


どうやら、亜紀の方が「どうして、Hと付き合わないの?付き合いなさいよ!」

という事を見るに見かねて、言いに来たという事だった・・・


だるそうに亜紀の言葉を聞く、M。

いくつかのやりとりがあった後、亜紀が「なんとか言いなさいよっ!」と

言う言葉に促されるかのように、ダルそうに「付き合う気もないし、

好きでもないから」と、決定打を繰り出した刹那、バッチコーン!!!

と、Mの左頬が張られた・・・


Hちゃんにしばかれるならまだしも、おせっかい友人の亜紀に

ハリパン食らってるのである・・・


そう、「フェリーの中心でハリパンをされる」状態なのである・・・



映画の中で亜紀というフレーズと高1という設定が、これほど見事に

出合った事に、大笑いしちゃってる自分がいるんな・・・



しかもさぁ、ちょっとハズかしい事なんスけど、映画に登場する

ロケ地のいくつかは、オレが女の子と10数年前に乳繰り合ったり、

夜の漁港で水面(みなも)をみながら、「あっ、魚が跳ねた。心も跳ねた。

君の形が夜でもハッキリと見えるよ・・・」などと真顔で言い放ってた

場所とかが、映画の中で、キラ星の如く散りばめられているんな。


しかも、そんな台詞を吐いたかと思えば、その彼女を送って行った

帰りに、また違う女の子のトコに行って、「夜が僕を追いかけてくるんです」

などと言ってまた、乳繰り合ったり・・・

つーか、何言わせんのよっ!!! イメージダウンにも程があるわよっ!



まぁ、そんなハズかしい思い出ばっかが思い出されて、涙の1つも

流せませんでした、すんません・・・